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神保町 タンゴ喫茶劇場
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神保町 タンゴ喫茶劇場

堀ミチヨ【著】

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神保町 タンゴ喫茶劇場

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新宿書房
発売年月日 2011/06/24
JAN 9784880084213

神保町 タンゴ喫茶劇場

¥2,200

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2015/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

老舗のタンゴ喫茶に集う人々の人間模様が、お店のバイトとしての目を通して描かれている。失礼な意見かもだけど、文章が巧すぎないのがかえって良かった。こういう読み物に技巧や過剰修飾は不要だと思うので。 一篇一篇が短くて読みやすいけれど、ちょっと短すぎて勿体無い感じも。 間違いなく、お店にタンゴを聴きに行きたくなります。

Posted by ブクログ

2014/12/29

光景が目に浮かぶエッセイ集。ミロンガ、たまにしか行けませんが、座ってタンゴに耳を傾けていると、静かに時が過ぎていきます。 著者の堀ミチヨさん、亡くなったんですね。残念です。

Posted by ブクログ

2012/03/03

こんなお店があるのだ。 行ってみたい。 人は、つくづく穴を抱えて生きているものだと思う。 自分一人ではどうしてもうめられない、穴。 その穴にはどんどん寂しさばっかり溜まっていって、それをどうにかしようとじたばたしたり、悲しくなったり、忘れたりする。 けど、そんな穴ごと、自分をそ...

こんなお店があるのだ。 行ってみたい。 人は、つくづく穴を抱えて生きているものだと思う。 自分一人ではどうしてもうめられない、穴。 その穴にはどんどん寂しさばっかり溜まっていって、それをどうにかしようとじたばたしたり、悲しくなったり、忘れたりする。 けど、そんな穴ごと、自分をそっくり抱きしめることができたらどんなにいいだろう。 何とも戦う必要がなくなれば、どんなにいいだろう。 タンゴってきっと、そんな人間が穴と付き合っていくためにつくった音楽だと思う。 そして、このタンゴを聞かせてくれるこのタンゴ喫茶は、否応無しに「自分」がこんにちはするところなんだろう。 ここへ行くのが楽しみなような、恐ろしいような気がする。 自分の抱えた寂しさごと、丸裸になってしまうんじゃないだろうか。 けど、「みんな同じだよ」ってきっと淡々と受け入れてくれるんだろうな。

Posted by ブクログ