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琉球からみた世界史
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 山川出版社 |
| 発売年月日 | 2011/06/24 |
| JAN | 9784634523586 |
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琉球からみた世界史
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2011年刊。 沖縄は琉球処分を経るまでは独立的地位を保ち、あるいは形式的に日清両属(≒二重冊封体制)下であり続けた。即ち自らがステークホルダーとして諸地域との外交に独自に関与し続けたと言っても良い。 その沖縄と東・東南アジアとの関係性を、以下のサブテーマに即して論じる書。 具体的には、 ① 日本の古代後期~中世(~宋代)の考古学。 ② 中世後期(~明代)までの交易。 ③ 現在最古の琉球関連文字史料「おもろうし」(16~17C)。 ④ 沖縄の比較対象としてのシャム(タイ)の冊封体制関与。 ⑤ 日清との二重冊封体制を体現した琉球人。 ⑥ 儒教を軸にした、日・琉・清・朝間の比較、特に琉・朝の比較。 ⑦ ペリーの琉球来航。 ⑧ 沖縄の近代史編入から見た、近代概念、すなわち西洋優位の近代史観の変容(アジア地域独自に見いだせる近代諸要素の存在)。 である。 弥生期の沖縄の独自性と本土との関連性は「南からの日本文化」上巻(佐々木高明著)にもあるが、本書は、平安後期以降、室町、織豊期、近世後期の夫々を論じる。いずれも小論考ではあるが、琉球と他地域(特に本土・大陸・半島)の関係性把握の端緒に適したと言えそうだ。 重要なのは、日宋貿易での南西諸島物産品の価値(火薬に不可欠な硫黄)。日明貿易(海禁策を採る明朝につき、琉球が明朝御用達の海外物産商社の役割)。琉明・琉朝貿易と倭寇などである。 あるいは、薩摩硫黄島と現喜界島間の何れかに設定できる本土との文化的境界の問題だろうか。 一方、 ⑧の近代論は、⑴産業革命のインパクトと⑵仏革命の掲げた自由・平等・民主の旗を軽視している印象が強く、どうにも座りが悪い。 ただしアジア地域で西洋近代の特徴の一部が独自に成立していたことは否定しないが…。 著者は、 村井章介(東京大学大学院人文社会系研究科教授。古琉球期の冊封体制)。 三谷博(東京大学大学院総合文化研究科教授。シンポ報告)。 高梨修(市立奄美博物館学芸員。「キカイノシマ」海域の考古学)。 吉成直樹(法政大学沖縄文化研究所教授。久米島おもろうし)。 小泉順子(京都大学東南アジア研究所教授。シャムと琉球)。 渡辺美季(神奈川大学外国語学部助教。日清二重冊封の体現者)。 澤井啓一(恵泉女学園大学名誉教授。琉朝の儒教)。 真榮平房昭(神戸女学院大学文学部教授。ペリー琉球来航)。 與那覇潤(愛知県立大学日本文化学部准教授。近代論)。 ◆補足。 本書を端緒に派生させるべきテーマは、 ① 日宋貿易の実(平清盛が著名だが、その前後100年のスパンにわたる実情、具体的交易品、宋の思惑。南西諸島諸地域が果たした役割)。 ② 日明貿易の実とこれに琉球と朝鮮がどのように関与したか。琉球統一過程との関連。 ③ 倭寇との関係。 ④ 典型的二重冊封体制というべき、日・清朝両属体制の実際。
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目次 序 1章「キカイガシマ」海域の考古学 2章古琉球をめぐる冊封関係と海域交流 3章久米島と琉球国 4章ラタナコーシン朝初期シャムにみる「朝貢」と地域秩序 5章鄭秉哲の唐旅・大和旅 6章琉球と朝鮮の儒教 7章ペリー艦隊の琉球来航 8章世界史からみた琉球処分
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