刑事の骨

永瀬隼介【著】

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2011/06/22
• JAN: 9784163805900

商品レビュー

2018/10/16

元辣腕刑事が冴えない元同期の自殺を機に時効となった、転落の原因となった過去の連続児童殺人事件の捜査を行う。死んだ同期への友情の描き方が憎い。スピード感のある展開、最後も一捻りあって、最後まで一気に読ませる。良作。

2015/07/28

あぁ何かちょっとモヤモヤ〜っとする。
途中から不破の人柄が変わったみたいに感じたんだけど、元刑事としてやる気になったから？

不破は警察学校同期のホイチのことをグズでドン臭くて疎ましく思っていたクセにホイチが死んでから彼に対する思いが変わった。失してから自分の気持ちに気付くってよくあることだけど、亡くなる前にもっと優しくしてあげたらよかったねぇ。

ドンデン返しの連続は全然予測してなかったので、驚いた。

2014/10/16

#読了。幼児殺人事件が連続して起こる。犯人逮捕の失敗により、捜査本部の不破、所轄の田村同期2人の人生が変わる。退官後、既に時効となった事件だったが、田村の死をきっかけに不破は再び真犯人を追う。被害者の奥さんにしろ、元部下にしろ、フェイドアウト感が否めない。