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お菓子とビール 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2011/07/19 |
| JAN | 9784003725054 |
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お菓子とビール
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商品レビュー
4.2
34件のお客様レビュー
奔放で魅力的な女性を中心に描かれた物語は、過去の恋愛や人間関係の複雑さを通じて、人生の愉悦を探求しています。主人公の記憶を通じて語られる彼女の姿は、自由闊達でありながらも欠陥を抱えた人間的な魅力にあふれ、読者は自然と彼女に惹かれていきます。文中では、愛や人間性、階級社会への批判が織り交ぜられ、時代を超えた普遍的なテーマが描かれています。初めは退屈に感じる部分もありますが、物語が進むにつれてその魅力が引き立ち、読後には心温まる感覚が残ります。特に、登場人物たちの感情や思い出が、人生の美しさや切なさを感じさせ、読者に深い印象を与えます。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
若い頃に付き合いのあった作家が、有名になって亡くなった。その作家の伝記を知り合いが書くことになり、若い頃のことを教えて欲しいと言われる。 若かった頃、その作家は身分が低く、付き合いを保護者から禁じられていた。それでも、こっそり行き来していた。その妻は魅力的で、明るくて優しい姉のよ...
若い頃に付き合いのあった作家が、有名になって亡くなった。その作家の伝記を知り合いが書くことになり、若い頃のことを教えて欲しいと言われる。 若かった頃、その作家は身分が低く、付き合いを保護者から禁じられていた。それでも、こっそり行き来していた。その妻は魅力的で、明るくて優しい姉のような人だった。 その後、その作家はあちこちにある借金を踏み倒して夜逃げ。 主人公はショックを受けるものの、ロンドンで医学生として勉学に励むようになる。そのロンドンで、再びその作家に再会する。芸術家志望の若者も出入りして、活気のある作家の家を、再び訪問するようになるが、今回は作家の妻と恋仲になる。 実はその妻は、気にいると誰でも寝る。 それがふしだらなのか、博愛なのか。あけっぴろげで明るい彼女はもてる。結局、今の夫と結婚する前から付き合っていた既婚者と駆け落ちしてしまう。 その後、作家は2人目の妻と結婚する。2人目の妻は作家を大事にするけれど、作家の代表作は1人目の妻と暮らしていた時に書かれている。 伝記を書くにあたり、知り合いは「1人目の妻はふしだらでだらしないと評判だったらしいね」と言うが、主人公はそう思わない。美しく澄んだ泉は誰が入ろうと、澄んでいて美しいままだと思う。 最後の終わり方も秀逸。因果は応報しない。評価と実力は関係なく、善悪と美も関係がない。登場人物は誰もが滑稽であり、取り繕っている。それでいて普遍的なものを感じさせる。モームはこういう突き放したようなものを書くと素晴らしい。
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出だしから良いな。「留守をしているときに電話があり、ご帰宅後すぐお電話ください、大事な用件なのでという伝言があった場合、大事なのは先方のことで、こちらにとってではないことが多い。贈物をするとか、親切な行為をしようという場合だと、人はあまり焦らないものらしい」
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『人間の絆』『月と六ペンス』よりも読みやすい気がする。 そして両作の要素がかなり入っている作品。女性との切れない絆(むしろしがらみ)や逝去した芸術家の半生をたどる試みなど。 作中の、イギリスの身分制度及びその中にいる人々の倫理観だとか、作家という職業についての考え方だとか、細...
『人間の絆』『月と六ペンス』よりも読みやすい気がする。 そして両作の要素がかなり入っている作品。女性との切れない絆(むしろしがらみ)や逝去した芸術家の半生をたどる試みなど。 作中の、イギリスの身分制度及びその中にいる人々の倫理観だとか、作家という職業についての考え方だとか、細々したものが当時のイギリスの習俗を伝えてきて、まさに異国の物語だなあという読み応えを感じさせましたね、ええ。 ほんのりネタバレ多くなります。 題名の「お菓子とビール」はシェイクスピア『十二夜』などにある言葉で、「人生を楽しくするもの」「人生の愉悦」というような意味、つまりロウジーを指すらしいですね。本作中にはビールもお菓子もあまり印象的には登場せずだったので、解説を読んで納得。副題は「人に知られたくない家庭の秘密」とのことだけど、これまた納得。 今回興味深かったのは、実は本編よりも解説と年表。長年「なぜモームはこんなにも女心を描くのが上手いのか」と疑問だったけれど、同性愛(女性とも付き合っているので両性愛?)者なのね。 同性愛者が皆女性的な一面を持つとは思わないけれど『きのう何食べた?』のケンジとかジルベールみたく乙女な方々も一定数いらっしゃるのは事実だと思う。モームがどちらなのかはわからないけれど、これだけ見事に女性の内部を描ける彼は、きっと乙女な一面も持っていたのではないかなと想像。 そして、それぞれのキャラにはモデルがいるだとか、モームのさまざまな経験がいろんな作品に生かされているとか、割と事実そのまま書いちゃう系の作家さんなんだなーと面白く思ったとです。 私は実はモームは短編の方が好きなんだけど(「アントワープの三人の太っちょ女」が最高に好き!)、長編もやっぱり面白いっすね。 余談&超個人的な話ですが、これ、ダブり本です。しかも同時期に買ってしまった…。兄ちゃん、なんで本、すぐダブるん?私の中の節子が言ってます…。
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