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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2011/06/23 |
| JAN | 9784062170284 |
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商品レビュー
3.5
16件のお客様レビュー
老人平岡の話。家のバーに蝋人形を置き、生きているのか、死んでいるのかわからない平岡を描く。 これはいったいなんなのだろう?と思いながらしばらく読んでみた。最後までこれはいったいなんだったんだろうという感じの感想で終わった。
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読後感気持ち悪っっ、だけど中毒性のある本。混沌、不条理な、気味の悪い本なんだがとても面白く読めた。しげしげと表紙を見ながら終盤にきてそういうことね、と納得。 これが川の光書いた著者と同じというのがまた面白い。
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1970年11月25日、三島由紀夫は市ヶ谷の自衛隊駐屯地で割腹自殺した。本書はその自決が未遂に終わり、彼が現代に生きていたら……という世界線のフィクションである。 このような想像、いや妄想は、三島の読者なら誰しも一度は考えたことがあろう。ただし本書は、「もしも三島が存命だったら、...
1970年11月25日、三島由紀夫は市ヶ谷の自衛隊駐屯地で割腹自殺した。本書はその自決が未遂に終わり、彼が現代に生きていたら……という世界線のフィクションである。 このような想像、いや妄想は、三島の読者なら誰しも一度は考えたことがあろう。ただし本書は、「もしも三島が存命だったら、きっとこうであろう」という内容ではない。むしろ、三島が絶対にやらなそうな三島由紀夫像と言ってよい。 まず、80代の三島はもう小説を書いていない。東京西郊に建てさせた自宅で隠遁生活を送っている。その風貌は平凡で特徴がなく、まるで太宰の人間失格のごときである。夭折を天才の幸運などと呼ぶのは俗悪であり、人生の凡庸さを呪い剣道やボクシングに勤しんだことさえ青臭さと一蹴する。太陽と鉄ではなく、月と骨。極めつけはラストの殺人事件である。あろうことか、本書はミステリなのだ。 三島由紀夫はなぜ死ななければならなかったのか。それは永遠の謎解きである。だが、この本は逆説的な形でそれにひとつの答えを提示したのかもしれない。したがって、「こんなのは三島由紀夫じゃない」という慷慨は、まったくもってその通りなのである。
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