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脚本 コクリコ坂から
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脚本 コクリコ坂から

宮崎駿, 丹羽圭子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2011/06/14
JAN 9784048742160

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商品レビュー

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2011/08/07
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※このレビューにはネタバレを含みます

人を恋うる心を初々しく描くものである。少女も少年たちも純潔にまっすぐでなければならぬ。異性への憧れと尊敬を失ってはならない。出生の秘密にもたじろがず自分たちの力で切り抜けていかなければならない。 観客が、自分にもそんな青春があったような気がしてきたり、自分もそう行きたいとひかれるような映画になればいいと思う。 宮崎駿 談

Posted by ブクログ

2011/07/07

(2011.07.07読了)(2011.06.30借入) 間もなく公開されるアニメ映画の脚本です。出来上がった映画が元の脚本通りになっているかは保証の限りではないそうです。でも、だいたいは脚本通りでしょう。 何も知らずに、ハラハラどきどきしながら見るのもいいのですが、何が何やらよ...

(2011.07.07読了)(2011.06.30借入) 間もなく公開されるアニメ映画の脚本です。出来上がった映画が元の脚本通りになっているかは保証の限りではないそうです。でも、だいたいは脚本通りでしょう。 何も知らずに、ハラハラどきどきしながら見るのもいいのですが、何が何やらよく分からないまま終わってしまった、ということもあります。 今回は、大体の筋はつかめましたので、これが絵になった時に印象がどう変わるのか楽しみです。シェークスピアやモリエールを本で読んでも面白さがよく分からないことがあるのに、舞台や映画で見ると実に感動的な物語に変貌する経験を何度かしました。 今回は、どうなるか楽しみです。 この本には、脚本のほかに、宮崎駿さんの書いたこの映画の企画書、アニメのためのイメージボード、もう一人の脚本家・丹羽圭子さんによる映画の脚本が出来上がるまでの宮崎さんとの打ち合わせの様子、1991年に書いた宮崎さんの高橋千鶴の漫画体験記、漫画「コクリコ坂から」の原作者による連載当時の思い出、等、「コクリコ坂から」関連の話題が満載です。(最近文庫版も出てしまったようです) ここから先はネタばれになりますので、映画をこれから見ようという方は、読まないほうがいいでしょう。 主人公は、松崎海、16歳の女の子、高校2年生です。時代は、1963年で、東京オリンピックが開かれる前の年です。場所は、横浜。海さんには、空という妹、15歳。陸という弟、13歳、がいます。海さんの家には、3人の下宿人がいます。 父親は、既に死亡し、(朝鮮戦争で、LSTの船長になって、機雷にやられてしまった)、母親は、アメリカに留学中、ということで、一家の柱は、祖母の松崎花、61歳です。 海さんは、下宿人のために朝食、夕食を作らないといけないので、毎日大忙しです。食料の買い出しや掃除は、通いのお手伝いさんの友子さんがやってくれます。 海さんは、朝起きると一番に父親のために、海の航海の安全を祈るための旗を掲げます。下の海を通る船の中に、この旗に対する答礼の旗を掲げて行くものがあるのですが、海さんはそれを知りません。 海さんは、高校で、上級生の風間俊に出会います。お互いに惹かれて接近してゆくのですが、・・・。風間俊は、自分の父親から、本当の父は、沢村雄一郎(海の父親)、と聞いていました。海さんと俊は、実の兄弟だったのです。俊は、海さんを避けるようになります。 海さんにコクられた、俊君は、二人の父親は一緒であることを告げてしまいます。 さて、二人の行く末はどうなってしまうのでしょう。 ●時代背景(7頁) 「コクリコ坂から」は、1963年頃、オリンピックの前の年としたい。47年前の横浜が舞台となる。団塊の世代が現代っ子と呼ばれ始めた時代、その世代よりちょっと上の高校生たちが主人公である。首都高はまだないが、交通地獄が叫ばれ道も電車もひしめき、公害で海や川は汚れた。1963年は東京都内からカワセミが姿を消し、学級の中で共通するあだ名が消えた時期でもある。貧乏だが希望だけがあった。 ☆宮崎駿の本(既読) 「シュナの旅」宮崎駿著、徳間書店、1983.06. 「風の谷のナウシカ」全7巻、宮崎駿著、徳間書店、1986.08.15-1995.01.15 「虫眼とアニ眼」養老孟司・宮崎駿著、徳間書店、2002.07.31 (2011年7月8日・記)

Posted by ブクログ

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