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語らず、歌え 福武文庫
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語らず、歌え 福武文庫

島田雅彦(著者)

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語らず、歌え 福武文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ベネッセコーポレーション
発売年月日 1991/08/10
JAN 9784828832081

語らず、歌え

¥330

商品レビュー

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2024/11/24

文学や演劇、音楽にかんする著者の批評やエッセイなどをまとめた本です。 著者はパロディを手法とする作家として知られていますが、本書のなかで「ある文体で統一されたものを範例として、それをもじり、茶化すのがパロディだという考えは、パロディの意味を限定してしまっているのである」といい、...

文学や演劇、音楽にかんする著者の批評やエッセイなどをまとめた本です。 著者はパロディを手法とする作家として知られていますが、本書のなかで「ある文体で統一されたものを範例として、それをもじり、茶化すのがパロディだという考えは、パロディの意味を限定してしまっているのである」といい、オリジナルに対する批判の手段としてパロディを理解することを拒否します。「パロディとはある文体を別の文体で翻訳することであると同時に、統一された文体に別の文体を挿入することである。いい換えれば、文体の統一性を崩し、複数の文体を並列することである」という著者の考えは、じっさいに著者の小説のなかで十全にその目的を果たしているかどうかという点では疑問があるものの、納得のできるものです。 そのうえで著者は、三島由紀夫を「文体崇拝者の末路」として理解する視点を提示します。「文体崇拝者」(スタイリスト)である三島は、その作品のなかにさまざまな引用と豊富な題材をとり込みつつ、それを可能とするような文体の構築をめざしていたと著者はいいます。作品という彼の「肉体」は、このような意図にもとづいて彫琢されたのであり、そこに三島における言語と肉体の関係を見ることができるのです。さらに著者は、ギリシア美術、近代能楽、フロイト心理学、陽明学などの題材を渉猟し、それらをみずからの作品のなかでコレクションした三島の態度を、やはり「コレクター」であったナボコフと比較して、「多言語の獲得が亡命作家ナボコフにとって試練であり、栄光でもあったとするならば、肉体という多言語の獲得が祖国を捨てない亡命作家三島にとって試練であり栄光であったといえるだろう」とまとめています。 肉体へのナルシシズムをまったく感じさせない著者だからこそ理解することのできた、三島文学の重要な側面が示されているように感じました。

Posted by ブクログ

2008/05/04

「時代の空気を発散させていて魅力的」 「『文庫』の大航海。」(杉浦日向子+佐高信) 『日本人の死角』(徳間書店、1993.9.30所収)

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2005/11/25

文学・音楽・美術・演劇などの批評を展開する島田雅彦のエッセイ集。  正直、クラシックや演劇の話は僕の知らない固有名詞がたくさん出てきてよく理解できなかった。しかし、その他の半分はおもしろかった。”地下室からエントロピー人間へ”、”理想と模造”や”サルの形而上学的悩み”などタイトル...

文学・音楽・美術・演劇などの批評を展開する島田雅彦のエッセイ集。  正直、クラシックや演劇の話は僕の知らない固有名詞がたくさん出てきてよく理解できなかった。しかし、その他の半分はおもしろかった。”地下室からエントロピー人間へ”、”理想と模造”や”サルの形而上学的悩み”などタイトルからしておもしろそうな文章。それでもって、本当におもしろい。読んでいて多少頭が疲れるけど。(2004/9/9)

Posted by ブクログ

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