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俳句の世界 発生から現代まで 講談社学術文庫
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俳句の世界 発生から現代まで 講談社学術文庫

小西甚一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1995/01/11
JAN 9784061591592

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みんなの感想まとめ
  • 俳句歴史探求
  • 俳諧俳句対比
  • 芭蕉作品分析
  • 無言表現の美
  • 自然と感情交錯
  • 叙述しない詩
  • 世界観の深化
  • 俳句鑑賞の新視点
  • 文学史の流れ理解
  • 受容者感覚補充

俳句の深い世界を探求する本書は、俳句が「叙述しない表現」や「無言の表現」であることを明らかにし、受容者の感覚を補充する重要性を説いています。著者は、松尾芭蕉や山口誓子をはじめとする多くの俳句を通じて、作品に隠された寂寥の美しさを浮き彫りにし、自然と人間の感情の交錯を描写しています。特に、芭蕉の詩句に見られる宇宙的な真理や、静けさの中に響く水音の描写は、読者に深い感動を与えます。また、俳諧と俳句の違いを明確にし、歴史的な視点から俳句の本質を探ることで、文学の流れを理解する手助けをしています。豊富な作品と鋭い考察が詰まったこの一冊は、俳句を学ぶすべての人に新たな視点を提供することでしょう。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2020/04/03

小西甚一 俳句の世界 俳句の趣を知るには、受容者(聞く側)に 補充する感覚が必要という命題のもと、不言の言という言葉を使って、その感覚を伝えようとした本 この本で たくさんの句に触れたが、句に隠された 寂寥(せきりょう)が好き〜晩年の松尾芭蕉 や 山口誓子 が特にいい ...

小西甚一 俳句の世界 俳句の趣を知るには、受容者(聞く側)に 補充する感覚が必要という命題のもと、不言の言という言葉を使って、その感覚を伝えようとした本 この本で たくさんの句に触れたが、句に隠された 寂寥(せきりょう)が好き〜晩年の松尾芭蕉 や 山口誓子 が特にいい 〈貞享元年 芭蕉41歳〉 海暮れて鴨の声ほのかにしろし *波音からほのかに聞こえる鴨の声〜景色だけを詩句にまとめ 宇宙の大真理と感合する *芭蕉は禅をベースにして 宇宙の大真理を潜ませる自然を詠じた *白し=視覚領域〜聴覚現象を視覚で把握する 〈貞享3年 芭蕉43歳〉 古池や蛙とびこむ水の音 *蛙そのものを深く見つめ、水音だけに焦点が集中し、あたりの静けさが際立つ *描写は消えても景色は消えない〜はじめ見えなかった波紋、静寂さを愛する心境の深さまで表現される *不言の言〜描写しないことにより描写する以上に表現する 〈貞享5年 芭蕉45歳〉 身にしみて大根からし秋の風 *大根のからさがしみる感じと秋風がしみじみ心に迫る感じの融合 *宇宙の無限なる「いのち」に深まってゆく〜真の美 *俳諧が芸術であることの表明 〈元禄2年〜〉 夏の夜や崩れて明けし冷やし物 *昨夜の心づくしの冷やし物が形崩れて別物のよう *楽しみを尽くした後の虚しさ〜かるみの代表作 *かるみ=流行=そのときどきに移り変わっていく表現 この秋は何で年よる雲に鳥 *今年の秋は どうしてこんなに老年の寂しさが身にしみるのか〜秋の空に消えていく鳥 *漂泊者の寂寥 *雲に鳥=実景でなく 一番それらしいあり方→意識の深層において把握される現象の本質 秋深き隣は何をする人ぞ 旅に病んで夢は枯野をかけめぐる 正岡子規 幾たびも雪の深さを尋ねけり〜雪の日の深い寂しさと病人特有の神経を表現 山口誓子 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ〜本の中の寂寥に抵抗する感じ

Posted by ブクログ

2019/05/28

『古文の読解』、『日本文学史』に次いで読み進めた小西先生の本。教育も非常に重視されていたという評伝のとおり、読む人の事を考えた作りになっていた。 俳句/俳諧は、学校の教科書で習ったぐらい、つまりずぶの素人だったが、それでも「全てを語り切らずに語る」という俳諧の核を理解できたのは...

『古文の読解』、『日本文学史』に次いで読み進めた小西先生の本。教育も非常に重視されていたという評伝のとおり、読む人の事を考えた作りになっていた。 俳句/俳諧は、学校の教科書で習ったぐらい、つまりずぶの素人だったが、それでも「全てを語り切らずに語る」という俳諧の核を理解できたのは、小西マジックの為せる業。ご存命中に、その講義も受けたかった。

Posted by ブクログ

2019/03/04

俳句を「叙述しない表現」、「無言の表現」と位置づけ、連歌と俳諧の違いから昭和の俳句までを概観。芭蕉、蕪村をはじめ、有名無名の人物の作品を取り上げ、時にユーモラスに、時になたをふるうように評釈する。底本の初版は1952年と大分古いが、今後もかれの俳諧・俳句論は色褪せることはないだろ...

俳句を「叙述しない表現」、「無言の表現」と位置づけ、連歌と俳諧の違いから昭和の俳句までを概観。芭蕉、蕪村をはじめ、有名無名の人物の作品を取り上げ、時にユーモラスに、時になたをふるうように評釈する。底本の初版は1952年と大分古いが、今後もかれの俳諧・俳句論は色褪せることはないだろう。「菫ほどな小さき人に生まれたし 漱石」文中、私が最も心打たれた作品。

Posted by ブクログ

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