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清帝国とチベット問題 多民族統合の成立と瓦解
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 名古屋大学出版会 |
発売年月日 | 2004/06/30 |
JAN | 9784815804879 |
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商品レビュー
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チベット問題は現在の中国が抱える負の面ですが、そもそも何故チベットが中国領なのか? 言い換えれば、何故独立できなかったのか? 巷に溢れている意見では、単に「中華人民共和国による侵略」とされているだけですが、その"侵略"が国際社会で認められてしまっているのは何故...
チベット問題は現在の中国が抱える負の面ですが、そもそも何故チベットが中国領なのか? 言い換えれば、何故独立できなかったのか? 巷に溢れている意見では、単に「中華人民共和国による侵略」とされているだけですが、その"侵略"が国際社会で認められてしまっているのは何故か? 本書はその要因を、チベットが最初に中国領となった清朝時代から考察しています。 中国と同じ儒教的価値観で結ばれた周辺朝貢国は独立できたのに、宗教や価値観がまったく異なるチベット、更にはウイグルや内モンゴルが中国領にとどまり、それが国際社会にも受け入れられた原因を、多民族帝国である清朝の統治理念とその実態、それらが近代に持ち込まれた国際法や、列強(主に英国)との外交関係にどのように適用されたか?という側面から考察しています。 満州族と、その同盟相手であるモンゴル族、モンゴル族とチベット仏教との結びつき、イスラム教徒であるウイグル族が清朝の支配を受け入れた理由、被支配者であるはずの漢族の役割の大きさなどが描かれています。 ニン、トン♪
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