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ふゆねこさん
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 偕成社 |
| 発売年月日 | 1996/01/17 |
| JAN | 9784034250303 |
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ふゆねこさん
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
本書はアメリカの画家、ハワード・ノッツ初の邦訳絵本として1977年に偕成社から発行された作品で、ノッツといえば、以前読んだシャーロット・ゾロトウの「かぜは どこへいくの」でも感じられた、純朴さと温かみの同居した絵が魅力なのだと思います。 そして本書について、表紙と裏表紙がカ...
本書はアメリカの画家、ハワード・ノッツ初の邦訳絵本として1977年に偕成社から発行された作品で、ノッツといえば、以前読んだシャーロット・ゾロトウの「かぜは どこへいくの」でも感じられた、純朴さと温かみの同居した絵が魅力なのだと思います。 そして本書について、表紙と裏表紙がカラーで描かれている中、本編は白黒の絵と更に渋みを増した印象ではありますが、それが却って、気まぐれというよりは繊細で感受性豊かな様子に個性を感じられる猫と、猫との距離の取り方に優しさを感じられる子どもたちとの、ささやかなやり取りから生まれた、じっくりと噛みしめるような幸せを温かく描いているのだということを実感させてくれることによって、改めて本編を読み終えた後、表紙、裏表紙のカラーの絵を見ながら思いを馳せたくなるのです。 降り始めた雪に冬の訪れを予感し、子どもたちが大喜びで叫ぶ中、茂みの中に潜む灰色の猫が考えていたのは、『ひらひら ふってくる しろいもの』や『ふゆって なんだろう?』という疑問であり、それはその年の夏に生まれたばかりの猫にとって、初めて冬や雪を目の当たりにした、そんな不思議な光景に対する新鮮な気持ちでもあったのです。 日が暮れて子どもたちが晩ごはんを食べに家に帰った後も、『これから どうなるのだろう?』と、更に激しく降り続ける雪を興味津々と眺める猫だったが、すっかり一面真っ白な雪景色となった翌日の朝、外に出てきた子どもたちが近付くと逃げていってしまう、そんな様子に一人の子どもは、『あれは ぜったい つかまらないよ。やせいのねこだもの』と言ったけれども、子どもたちが小川に行こうとすると、その後ろをついてきてと、その絶妙な距離感には、声をかけられるのは好きだけれども側へ来られると逃げてしまう、猫の繊細な心模様がよく表れていたのです。 高い木の枝に座りながら誰もいない雪景色を眺める猫の後ろ姿からは、自然の持つ美しくも圧倒的な力を実感する一方で、子どもたちは猫に『おいで、はいいろの ふゆねこさん』と呼びかけるものの、猫は一定の距離を保ったままで、そんな猫に子どもたちは食べ物をベランダに出しておきます。 白は雪を表すのに適していると思いながらも、それ以外は全て黒で表すことになってしまう、そんな限られた色合いに於いても、一つ一つのものに存在感があるのが素晴らしく、また感傷的な思いにとらわれるのは、白と黒が共にないと表現できないものに見出す猫の希望であって、それは子どもたちの家の中にあるクリスマスツリーと、それに飾られた星たちを見た後に、黒い夜空にチカチカと瞬いている本物の白い星をじっと見ている、そんな猫の様子に、いったい何を思っているのかを考えたくなる、そんな叙情的な場面は、柔らかな月の光も静かな雪の白い夜に見た猫の夢が、かつて夏の日に野原を駆け回った活き活きとした思い出だった、対照的な二つの絵からも感じられたのです。 そして真冬が訪れ、猫にとってはますます寒さが厳しく感じられた中、子どもたちは毎日のように猫に声をかけ、やがては『うちのねこに なるかもしれないもの』と、猫を『うちねこさん』と呼ぶようになった、そんな彼らに猫は前よりも間の距離を縮めたり、『みて、みみが うごいてる。じぶんのことを いわれてるって しってるんだね』と、子どもたちとコミュニケーションを取るようにもなったことで、お互いの心の距離も徐々に縮まっていることを実感でき、最後にはどんな展開となるのか、そんな温かみのあるやり取りにも冬の寒さとの対照性がある中、その年の冬は猫にとっても子どもたちにとっても、それぞれに思い出深いものとなったようです。 明けまして、おめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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〝繫みの中に、灰色のネコが一匹います。ネコは、ぶるっと体を震わせて、子どもたちの声を聞いています。「雪だ、雪だ❢ 冬がくるぞ❢」ネコは、白いものをじっと見ます。そして、冬ってなんだろう?と、考えます。このネコは、夏の野原で生まれたのです…〟雪の野原にいる一匹のネコ。子どもたちとネコとの心の交流を、モノクロの線画で描いたほのぼの絵本。
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ハワード・ノッツさんの絵本ですね。 ハワード・ノッツさん(アメリカ生まれ)絵本作家。 訳は、松岡亨子さん(1935―2022、兵庫県生まれ) 児童文学者、児童文学作家、翻訳家。2021年に文化功労者受賞。その他、数々の賞を受賞されています。 けむりのなかから、ひらひら ふってくる はじめてのゆき。「ゆきだ、ゆきだ!」と、こどもたちが さけびます。「さあ、ふゆが くるぞ!」 しげみのなかに はいいろの ねこが いっぴき います。 ねこは、ぶるっと からだを ふるわせて こどもたちの こえを きいています。 ねこは、ひらひら ふってくる しろいものを じっと みます。 そして、ふゆって なんだろう? と、かんがえます。 このねこは、なつ、のはらで うまれたのです。 点と線で描かれた美しい絵が、物語を飾ります。 色はありませんが、物語を読みながら絵を見ると色が浮かんできます。表紙と裏表紙の絵には色づけされています。読む人によって色合いも様々でしょう! こどもたちは、ねこを じぶんたちの いえに つれてかえろうと します。 ねこは こわがって なかなか ちかづき ません でも……… 冬の寒さは、はいいろのねこの、心を、子どもたちへと導きます。やがて、ねこは子どもたちの腕の中へ! 猫の気持ちと、子どもたちの気持ちもよくわかって、ほのぼのする絵本ですね。 (この絵本は、メメさんのレビューを読んで読みたくなりました。メメさん、この時期にぴったりの心温まる、そして猫好き泣かせの嬉しい絵本でした。ありがとうございます♪)
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