黒社会の正体 日本人のカネと命を奪う中国人 文庫ぎんが堂

森田靖郎【著】

• 販売会社／発売会社: イースト・プレス
• 発売年月日: 2011/06/02
• JAN: 9784781670508

商品レビュー

2013/11/16

中国のブラックな部分に　踏み込んだ作品だった。
この本を読んで、今日本では　ブラック企業という言葉があるが、
中国は　そういう意味では　ブラック国家とも言えそうだ。

黒社会　黒道　黒客。

大阪替え玉事件は、
尹丽娜という　色白で巨乳で愛想がいい中国人がおこした。
資産を持つ老人と結婚し、その夫と替え玉の二人を殺したという事件に迫る。
ここまで、強欲であれば、言うことがない。
悪女の典型でもある。最後まで罪を認めない。

福建省福清市高山鎮のみなとからむかう　星島。
中国のシシリーと言われる。
日本人戸籍には　
Ⅰ型　中国人の女性と書類上結婚する。その女性の連れ子が日本人となる。
Ⅱ型　日本人が認知する中国人の子ども。
Ⅲ型　中国人の女性が日本人の間で生んだ子ども。
星島は　偽装結婚の産地である。

日本に出稼ぎ犯罪をする中国人。日本での犯罪が急速に増える。
ピッキング班
地下銀行班
強盗、誘拐班　などで　会社方式にする。
日本のヤクザが　資産家の情報を流す。
キンコキンコカネ　と言って、強盗する。

毒餃子事件と黒い家の子どもとの関係。
中国公安は、最初　犯人は中国人ではないと主張していた。
呂月庭は　本当に犯人なのか？

黒客についての分析がおもしろかった。
国の力による黒客の育成と擁護。
グーグルの腰砕け。
表現の自由と検索は深く関与する。

中国人の夢とは　いったいなんだろう。