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金の靴 銀の魚 ビームC
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金の靴 銀の魚 ビームC

市川ラク(著者)

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金の靴 銀の魚 ビームC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 エンターブレイン発行角川グループパブリッシング発売
発売年月日 2011/05/25
JAN 9784047272408

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商品レビュー

4

9件のお客様レビュー

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2021/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・環状線 ・ホジャ ・自販機の幽霊 ・助手席の女 ・ボタンと穴 ・ヒットエンドラン ・フランス語だからわかんない ・金の靴 銀の魚 ・趣味の店 ヨーロッパ 作風や設定が多彩過ぎて、一言では感想をまとめづらい。とにかく多彩で独特。 作画の繊細さ、眼の描き方、カメラ位置の置き方など、よい。 表題作が最も力が入っているのは間違いないが、結構「助手席の女」(凄いコマ84ページ)も好き。 「フランス語だからわかんない」は10分程度の短編映画にすると面白そう。

Posted by ブクログ

2013/06/03

金の靴銀の魚 ひとつひとつまったくテイストの違う作品群。 ナンセンスもの、ひやっとするもの、不条理、都市伝説?ストレートな恋物語やありふれた愛憎劇なんてなにひとつないし、納得いくおちばかりとはとても言えないけれど、でもこれ、いいわ。 実はほんっとにちらっと、立ち読みをしたこ...

金の靴銀の魚 ひとつひとつまったくテイストの違う作品群。 ナンセンスもの、ひやっとするもの、不条理、都市伝説?ストレートな恋物語やありふれた愛憎劇なんてなにひとつないし、納得いくおちばかりとはとても言えないけれど、でもこれ、いいわ。 実はほんっとにちらっと、立ち読みをしたことはあった。でもたまたまかかってきた電話があってそのままうやむやに。そのあとどうしても一冊、なんか買わなくてはいけないというシチュエーションに、脊髄反射で飛びついた、そんな出会い。 タイトルの金の靴銀の魚は、今市子の百鬼夜行抄の一話に途中まではそっくりで、でもその落ちはほわっとソフトランディング。あ、痛くなかったな、そんな感じ。 全編、男性がフランス語だけを話し、読者にさえなにがなにやら、の、「フランス語だからわかんない」(そのまま!という潔さが逆にスゴイ)や、中東なんかの不条理な絵本に出てきそうな無茶振りの王様と召使いののどかな馬鹿話の「ナジャ」、悲惨が一転、笑い話のハートフルな「環状線」など、どれもこれも極上仕立て。よくできてます。 膨らんだ話がパチンと弾け飛ぶかわりに、ヘナヘナとガス漏れしちゃう、そんな気の抜ける感覚が意外と心地いい。 なんでも整然とおわらせたい、キチンとした学級委員みたいなカノジョがあたしにいたら、このマンガを勧めるね。うん、かならず。

Posted by ブクログ

2012/08/21

まったく救いがない。こうなったら不幸だな、という方向に話が進んでいく。 ブラックユーモア的な終わり方も多いし。 「ボタンと穴」という作品を読み終えてから、しばらくぽかーんとしてしまった。 こんな風にして少しずつ世界からずれていって、こんな風にして少しずつ知ったようになっていって...

まったく救いがない。こうなったら不幸だな、という方向に話が進んでいく。 ブラックユーモア的な終わり方も多いし。 「ボタンと穴」という作品を読み終えてから、しばらくぽかーんとしてしまった。 こんな風にして少しずつ世界からずれていって、こんな風にして少しずつ知ったようになっていって、そうして、最後には諦めてしまうのかもしれない、と思うとどうしようもなく恐ろしい気持ちになって、でも、最近の、緩慢に死に向かっている意識に、少し説明がついた気がした。

Posted by ブクログ