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サイバネティックス 動物と機械における制御と通信 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2011/06/18 |
JAN | 9784003394816 |
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商品レビュー
3.8
18件のお客様レビュー
コンピュータ黎明期の天才科学者の頭の中をのぞき込める一冊。制御と通信が機械でも生体でも本質的に統一されうるというアイデア(=サイバネティックス)が主題。第二次世界大戦中に取り組んだ高射砲の照準のフィードバック制御の軍事研究が元らしいが、そっち(生体側)に広げる?って感じ。先取りし...
コンピュータ黎明期の天才科学者の頭の中をのぞき込める一冊。制御と通信が機械でも生体でも本質的に統一されうるというアイデア(=サイバネティックス)が主題。第二次世界大戦中に取り組んだ高射砲の照準のフィードバック制御の軍事研究が元らしいが、そっち(生体側)に広げる?って感じ。先取りしすぎ。でも天才の頭の中ってこんなんかも。本としては、エッセイ調の箇所は案外読めるしおもしろい。講義調の箇所は数式とか全く理解できない。制御における通信の重要性はなるほど。 ・制御工学と通信工学の問題が、たがいに切りはなし得ない(p40) ・アリの社会のような共同体の理解は、アリ同士の通信手段を完全に研究しなくてはできない(p58) 9章「学習する機械、増殖する機械」は今はやりの人工知能だが、学習と増殖が密接に関連しているって話がおもしろい。ここでも数学/工学/生理学の境界領域を攻めてる。 巻末では大澤真幸が社会学的観点で解説していて、ほんまかいなと思いつつもカッコつけ文章を楽しめた。 ・本書の復刻にとりわけ価値があるのは、「サイバネティックス」というアイデアが、つまり「制御の科学」を成り立たせている基本的な着想が、古典主義時代にとっての「表象」や19世紀の西洋の諸学問にとっての「人間」とよく似たような意味で、20世紀中盤の知の諸領域を横断して、それらを構造化する中心をなしているからである(p404) ・否定されたカエサルが「皇帝」として復活したように、サイバネティックスも復活する(p415) とはいえ巻末解説はやはり本書の主題である機械と生物の融合について生理学的観点で振り返って欲しかった。生理学者で書ける人はいなかったのか。別に日本人でなくてよいから出版社は世界から適任者を探すべきだった。
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アメリカの数学者Norbert Wienerによる、通信工学と制御工学を融合して、生理学、機械工学、システム工学、ひいては人間、機械の関係性を統一的に扱おうと打ち立てられた学問領域の話。数学者という立場ならではの細かい理論的な観点を生かしながら、細分化・専門化が進んでいく研究分野...
アメリカの数学者Norbert Wienerによる、通信工学と制御工学を融合して、生理学、機械工学、システム工学、ひいては人間、機械の関係性を統一的に扱おうと打ち立てられた学問領域の話。数学者という立場ならではの細かい理論的な観点を生かしながら、細分化・専門化が進んでいく研究分野をかなり引いた目線に立ち戻り共通項を見出したり統一的な議論を展開する、視座・視点の柔軟さがすごい。扱う領域範囲的にも成熟させるにも広すぎるので、ストーリーや文章がやや散文的で整理されているようには感じなかったものの、原著第一版を書いたのが50代半ば、1948年。この時代にこの年齢でこれだけ幅広い学問領域にある程度精通し、かつ達観することのできる才能が計り知れないと思った。その後、現在目覚ましい発展を遂げる人工知能分野をはじめとした非線形現象を扱う領域、また社会科学の分野にも影響を与えたという。(個人的に研究分野・仕事的にもあまり多く触れてこなかった)非線形系の数式が相当数登場するので、式展開含めて追いきるのはかなり時間がかかると思う。
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13 開始:2023/4/20 終了:2023/5/7 感想 無機物と生命体の中心機構の類似点。数学的な分析が光を当てる。コンピュータはその発生から脳との類似点が存在している。人工知能の産声。
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