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決壊(下) 新潮文庫
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決壊(下) 新潮文庫

平野啓一郎(著者)

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決壊(下) 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2011/05/30
JAN 9784101290423

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商品レビュー

3.9

80件のお客様レビュー

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2026/09/13

やっと読了できた。上巻を終えた時の高揚感とは全く違う感情だった。途中のあまりにも凄惨な描写には辟易としたけれどそれがないとこの物語は成り立たなかったとも思える。『悪魔』の思想的な描写や宗と室田の会話など自分には理解することが難しいと 斜め読みしてそのへんは想像的に読みながらの読了...

やっと読了できた。上巻を終えた時の高揚感とは全く違う感情だった。途中のあまりにも凄惨な描写には辟易としたけれどそれがないとこの物語は成り立たなかったとも思える。『悪魔』の思想的な描写や宗と室田の会話など自分には理解することが難しいと 斜め読みしてそのへんは想像的に読みながらの読了となる。おそらく再読しても理解することは難しいだろう。それにしてもまだまだ自分の知らない語彙も沢山出てきたこの小説を読み終えたことに少しの自信がついた。

Posted by ブクログ

2026/05/24

★★★★ 何度も読みたい 本作の中心にはずっと『孤独』があった。悩みを相談できない孤独、近しい人の死、その悲しみを誰とも同等のものとして共有できない孤独。遺族でありながら疑われる崇を中心に、寂しさを抱え続ける登場人物たち。 崇の独白やセリフには、ずっと誰しも関係者のそれぞれに...

★★★★ 何度も読みたい 本作の中心にはずっと『孤独』があった。悩みを相談できない孤独、近しい人の死、その悲しみを誰とも同等のものとして共有できない孤独。遺族でありながら疑われる崇を中心に、寂しさを抱え続ける登場人物たち。 崇の独白やセリフには、ずっと誰しも関係者のそれぞれに対してペルソナを使い分けているという『自己の細分化』の思想が流れている。それが物語の後半では行動・罪にも拡大され、『原因の細分化』にまで差し掛かっている。心理学が発達した現代では、行動は全てが生育環境と遺伝に帰属し、罪は「不健康」の結果であると考えられてしまう。それに納得してしまう崇の姿勢は日本の法制度への『理想的』な態度であるのだろうが、聞き分けが良すぎるし、それが故に彼は誰も責めることも、弟を失っても正常に回りだす不可避で不可逆な事象に対して、加害者の親である志保子が醜く生きてすがろうとしていたのに対比するように死を選んでしまうのだろう。彼の自殺願望は良介の死後急に顕現したものではないが、彼は彼以外に責める対象が見つからなかったという側面こそ最後に背中を押したのだと思う。 作中である時崇に送られる動画、その中で、素直に自分の複雑な感情を近しい人々に共有できないながらも、兄への尊敬も、妻子への愛情も本物として持っていて、それ故に殺された良介のシーンには悲しくも熱くなった。崇の視点に立ったら犯人よりも自分を許せなくなるだろうことは分かるのだが、それでも一読者としては、良介に「お疲れさま。頑張ったね。かっこよかった」と無責任に声をかけたくなる。 最後に、上巻の感想でも触れたが、北崎友哉の顛末に関してだ。彼はいじめっ子に手を下す度胸も無く、結局片思いをしていた女の子を殺して逮捕される。過保護でいつまでも息子が犯罪者であることを受け入れずに被害者面をする母親が、最後まで、遺族でない第三者によって許されない様には正直すっとした。 あとがきにて、自分の口で語られるはずの言葉が他人からぶつけられる不気味さが描かれていたのではという示唆に、そうした側面もあったのかと気付かされた。

Posted by ブクログ

2026/04/04

ちょっと読むのしんどかった。 ほんとによく喋る。けど内容がまったく入ってこない。自由に想像する隙がないほどの細かい表現と文量。 言いたいことがたくさんあるんだろうなと思ったけど、何を言いたかったのかはわからなかった。 ストーリー的にもなかなか酷いことが起こる上に、登場人物は難しい...

ちょっと読むのしんどかった。 ほんとによく喋る。けど内容がまったく入ってこない。自由に想像する隙がないほどの細かい表現と文量。 言いたいことがたくさんあるんだろうなと思ったけど、何を言いたかったのかはわからなかった。 ストーリー的にもなかなか酷いことが起こる上に、登場人物は難しいことを長々と話すので、読んでて疲れるタイプの作品。 今の私には合わなかったけど、いつか余裕のある時にちゃんと読み返して少しは理解できたら良いな。

Posted by ブクログ

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