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砂糖の歴史
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砂糖の歴史

エリザベスアボット【著】, 樋口幸子【訳】

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砂糖の歴史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2011/05/26
JAN 9784309225449

砂糖の歴史

¥3,135

商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2020/08/17

西洋における砂糖の歴史の本。特に砂糖プランテーションに重点を置いている。全12章の内、第3章〜第10章がプランテーションの話。気が滅入る。 「ヒトはコムギの奴隷」という話がある。小麦は人類によって広められ、小麦のために人類は労働する。だから見方によっては人類は小麦によって支配さ...

西洋における砂糖の歴史の本。特に砂糖プランテーションに重点を置いている。全12章の内、第3章〜第10章がプランテーションの話。気が滅入る。 「ヒトはコムギの奴隷」という話がある。小麦は人類によって広められ、小麦のために人類は労働する。だから見方によっては人類は小麦によって支配されていると言えるのだ、と。しかしこの人類の主人というのは、サトウキビこそふさわしいのではないか。人類の甘味を求める特性を利用し、その生息範囲を拡大させ、そのままの意味で人を奴隷とした。人類が砂糖をあそこまで求めたからこそ、悪名高き奴隷制が発展したのだ。 興味深いと思ったのは、奴隷に対する布教について。俺は奴隷たちを強制的にキリスト教へと改宗させたものだと思っていたのだが、話はそう単純ではない。聖書の教えでは奴隷そのものを否定しているわけではないが、弱者が強者に立ち向かう話がある。現に聖書を学んだ奴隷たちは、「出エジプト記」を自分事として捉えたという。だから奴隷が聖書を根拠として自由を求めないように、主人たちはあえて奴隷を聖書から遠ざけた。素晴らしい教えだからといって布教しない方が好ましい場合もあるようだ。

Posted by ブクログ

2016/02/05

快楽中枢 2500年前東インド、さとうきび 砂糖男爵 テンサイ、地中海 18世紀イギリス、蜂蜜 紅茶は19世紀中、それまでは緑茶 ヴァン・ホーテン1815年、1828年ココア 1937年キットカット ハーシーズ1905年キスチョコ1907年 1930年スニッカーズ 米年間一人27...

快楽中枢 2500年前東インド、さとうきび 砂糖男爵 テンサイ、地中海 18世紀イギリス、蜂蜜 紅茶は19世紀中、それまでは緑茶 ヴァン・ホーテン1815年、1828年ココア 1937年キットカット ハーシーズ1905年キスチョコ1907年 1930年スニッカーズ 米年間一人27,7キロ 至福ポイント 砂糖とニコチン 食の図書館、パン、お茶、ミルク、ビール、卵、ピザ、サンドイッチ

Posted by ブクログ

2015/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

砂糖の歴史は奴隷制の歴史である。痛感した。 著者が膨大な量の資料を読み込んだ事がわかる。 ウィットも聞いてるし面白い。著者のDNA鑑定結果を序章で述べているがそれこそがこの本の内容を示唆しているように思われる。 サトウキビの原産地は南太平洋の島々とは知らなかった。この地域での人類誕生はサトウキビからという伝説があるんだって。 因みにビンラディンの重要な資金源は中東一帯に展開する蜂蜜チェーン店なんだって。蜂蜜の中に麻薬だの武器だの現金だの隠して密輸してたらしい。 アボット女子よく調べてるよね。 これが書かれたのは2008年。むむむ。

Posted by ブクログ

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