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教育の私事化と公教育の解体 義務教育と私学教育
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教育の私事化と公教育の解体 義務教育と私学教育

市川昭午(著者)

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教育の私事化と公教育の解体 義務教育と私学教育

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 教育開発研究所
発売年月日 2006/02/01
JAN 9784873803654

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2020/02/19

 突然ですが、Q.いまの公教育について、どう考えますか?  私たちは「教育」をテーマに話をするとき、つい、イメージをもとに話をすすめてしまいます。自身だけの経験をあたかもすべての人々と共有しているかのように勘違いすることも珍しくありません。  冒頭の問いに全く何も答えられない...

 突然ですが、Q.いまの公教育について、どう考えますか?  私たちは「教育」をテーマに話をするとき、つい、イメージをもとに話をすすめてしまいます。自身だけの経験をあたかもすべての人々と共有しているかのように勘違いすることも珍しくありません。  冒頭の問いに全く何も答えられない人は少ないのではないでしょうか。しかし、その回答の水準はまちまちであり、現実と乖離したものも少なくないように思われます。この問いの日本語を理解できる人のほとんどが教育を受けてきた(あるいは受けている)し、そこに何らかの思い出もあるので、上述のようにイメージや勘違いをもとに話をすることが習慣化してしまっていると考えます。  教育学の初学者に薦めたいのは、こうしたイメージや勘違いから脱却し、「教育」という事象を論理的にとらえ、客観的に見つめなおす姿勢を示してくれる著書です。本書の第1章第1節のタイトル「公教育とは何か」は、冒頭の問いに即答してしまう私たちに対して、一度立ち止まって考えなおす機会を提供してくれます。 Q.公教育って何ですか?  こう問われると、冒頭の問いに答えられる人でも、答えるのが難しいのではないでしょうか。実際、「『公教育』の概念はなお明確にはなっていない」(p.4)と言われています。 本書はこのようなそもそも論から始まっており、この姿勢を学び取るだけで初学者には価値があります。  さらに、そこから展開される話題も教育学的に重要な課題です。「義務教育はなくせるか」「公立小・中学校の選択制」など私たちにも身近なテーマから、「義務教育の負担問題」や(私立学校の)「曖昧な法的性格」など専門的なテーマまで収録しており、勉強になると思います。  教育学を学ぶうえで読みやすくはありますが 、深く考えることのできる名著だと考えます。本書の100%の理解は難しいかもしれませんが(かく言う私も100%の理解はできていないと思います)、1%でも学びとれることがあれば、あなたにとって大きな進歩になること間違いありません! (ラーニング・アドバイザー/教育基礎 KOMAKI) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/book/1292581

Posted by ブクログ

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