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脳のなかの幽霊、ふたたび 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/05/25 |
JAN | 9784042982166 |
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脳のなかの幽霊、ふたたび
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4.2
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脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ 「ホロン」という造語を創ったアーサー・ケストラーの「機械の中の幽霊」が、還元主義的なアプローチでは機械の中の幽霊=自己や心を解明することは出来ないという立場なのに対して、ラマチャンドランは臨床例を研究するアプローチから還元主義的に...
脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ 「ホロン」という造語を創ったアーサー・ケストラーの「機械の中の幽霊」が、還元主義的なアプローチでは機械の中の幽霊=自己や心を解明することは出来ないという立場なのに対して、ラマチャンドランは臨床例を研究するアプローチから還元主義的に脳のなかの幽霊=自己や心を解き明かそうとしています。 この本にはいろいろな臨床例が出てきます。無くしてしまった手足をリアルに感じる幻肢、数字を見ると色が同時に見えたり、音を聞くと色が見えたりする共感覚、自分のよく知っている人を偽物だと思ってしまうカプグラ症候群、自分を死んでいると思ってしまうコタール症候群、などなど。 これらは全て、脳のある部位の配線の損失や混線によって起きるということが、MRIなどを使うことによってわかってきたそうです。こういった症候群の患者さんに臨床実験を行うことによって、言葉はどこで認知されるのか?見ている物の名前は、どうやって認識されるのか?抽象的な概念はどこで認識されるのか?などがわかってきているようです。 また、判断を行ってから行動に出るまでに約一秒の時間差があるといのも面白い話です。この話によってラマチャンドランは、自由意志は脳内作用にすぎず、自由意志を持つ自己などはないというニュアンスのことを言っています。 もう一つ、面白かったのは、脳の様々な発達、たとえば抽象化や言語などは進化の段階でランダムに発達したものが自然淘汰されたものではなくて、脳の機能と学習の相互作用によって今の方向に進化してきたというラマルク的な形質遺伝進化論の発想をしているという点です。 ケストーラーは、還元主義を超えて、ラマルク的な進化論を擁護しました。ラマチャンドランは、還元主義のアプローチからラマルク的な進化論に達しました。 現在の進化論が純粋なダーウィニズムから形質遺伝の立場を一部取り入れたネオダーウィニズムに変化して来ているのは知っていますが、どの程度変わったのか?また勉強しなければ。 ということでいろいろなことを考えさせてくれる良い本でした。竹蔵は少し考えすぎて知恵熱が出てしまいました。(風邪を引いただけという説もある。) 竹蔵
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面白いんだけど 記憶に残っていないので備忘録 1)脳にクロス配線があり、数字に色がついて見える人がいる。 2)脳はつじつまあわせをするため、半側空間無視の患者は鏡に映るペンを鏡の裏側にあると言う。 3)芸術は脳のピークシフト(平均から離れた特徴を誇張する)が生む。進化の過程で生き延びるために芸術に反応ニューロンが活性化されたのではないか? 4)脳のクロス配線(共感覚)は遺伝する。図形から音を想起する共感覚は皆が持っている。ギザギザな図形はキキ、丸い図形はブーパと思うのが例 5)人間の進化を考慮した神経科学の理解が必要。指を動かそうとする前に脳は活性化している。
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前作と違って、最初から1冊の本としてまとめられたものではなく、5回の講演を5章として1冊にまとめたもの。 そのため、章の最初で提示された内容とそれて話が展開して戻ってこなかったり、話が前後したり駆け足になって結論が分かりにくかったりする。 どれも十分に興味深くて面白いが、少し分...
前作と違って、最初から1冊の本としてまとめられたものではなく、5回の講演を5章として1冊にまとめたもの。 そのため、章の最初で提示された内容とそれて話が展開して戻ってこなかったり、話が前後したり駆け足になって結論が分かりにくかったりする。 どれも十分に興味深くて面白いが、少し分かりにくい部分があるのが残念。
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