商品レビュー
3.7
25件のお客様レビュー
19世紀末の実際の幼児殺害事件を題材にしたこのノンフィクションは、探偵小説の原型ともなった歴史的な出来事を描いています。スコットランド・ヤードの刑事たちが捜査に挑む様子は、現実の厳しさと探偵小説の理想との対比を浮き彫りにし、読者に深い考察を促します。事件の背後に潜む人々の熱狂や憶測は、現代の社会とも通じる部分があり、興味深いです。また、著者の描写は最初は静かな印象を与えつつも、物語が進むにつれて引き込まれる面白さが増していきます。実在の事件とその周囲の人々の反応を通じて、探偵の存在意義や社会の好奇心について考えさせられる作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ちょっと登場人物が多くて分かりにくかった。ロード・ヒル・ハウスの殺人事件だけでなく色々途中で他の話が割り込んできて少し混乱してしまった。前半のスコットランドヤードの最初の刑事の話は面白いけど全体的に長い。ウィッチャー警部はカーの小説でも登場していた気がしたので興味深かったけど(笑)写真や資料がもう少しあっても良かったかな~。
Posted by 
ー 「detect(看破する、探偵をする)」という語は、ラテン語の「de-tegere」つまり「おおいをはがす(unroof)」に由来し、探偵(detective)のもともとの姿はユダヤの悪神アスモデ、家々の屋根をはがしてその中の生活をひそかにさぐる跛行の魔神だった。「魔神アスモ...
ー 「detect(看破する、探偵をする)」という語は、ラテン語の「de-tegere」つまり「おおいをはがす(unroof)」に由来し、探偵(detective)のもともとの姿はユダヤの悪神アスモデ、家々の屋根をはがしてその中の生活をひそかにさぐる跛行の魔神だった。「魔神アスモデは観察する悪魔である」と、フランスの小説家ジュール・ジャナンは説く。ロード・ヒル殺人事件に関する著書のなかでステイプルトンは、ケント一家が暮らす家の「プライバシーをのぞき込む」アスモデの姿に模して、この事件への世間の熱中ぶりを表現した。 「家の中のどの部屋にもこっそりのぞいている者がいるとしたら、部屋は巡業博覧会などよりよほどおもしろい見世物になるだろう」と1861年に書いているのは、スコットランドの刑事マクレヴィだ。私服警官というのはまさに、そんなふうにこっそりのぞく者、のぞきを許可された者だった。探偵のヒーローも、いつなんどきもうひとりの自分、にやにや笑うのぞき魔の姿を現わすかわからない。 ー 最初は眠くなるような記述が多いけど、だんだん面白くなる。ノンフィクションなんだけど、ミステリー。 というより、探偵小説の原型にもなった実際の殺人事件。最後までめちゃくちゃ面白い。 探偵小説はあっさり事件を解決するけれど、現実ってこうだよな、と現実も見させられる。ある意味、簡単に結論に導いてくれるミステリーに甘やかされているのかもしれない。そんな気付きのある作品。
Posted by 
1860年にイギリスで起きた「ロード・ヒル・ハウス殺人事件」について書かれた本。英上流階級の屋内で子供が殺され、事件は迷宮入り。派遣された英国初の刑事(8人のうちの1人)がなぞを解いていくというもの。毎日、事件解明の進捗状況が新聞をにぎわせ、イギリス中で犯人当てクイズをやっている...
1860年にイギリスで起きた「ロード・ヒル・ハウス殺人事件」について書かれた本。英上流階級の屋内で子供が殺され、事件は迷宮入り。派遣された英国初の刑事(8人のうちの1人)がなぞを解いていくというもの。毎日、事件解明の進捗状況が新聞をにぎわせ、イギリス中で犯人当てクイズをやっているような状況となるほど話題性の高い事件となった。イギリスでの探偵小説人気のはしりとなった事件である。
Posted by 