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火打ち箱
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | フェリシモ |
| 発売年月日 | 2006/09/22 |
| JAN | 9784894323889 |

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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
☆楽しい学校図書館のすぐに役立つ小話☆彡【はなと私の読書日記・その13】 「こんなアンデルセン知ってた?」シリーズの一冊です。あとがきによると、かん子先生の本の探偵さんへの問い合わせがダントツに多かった一冊だそうです。 「本の探偵に依頼がくるのは、面白いのに有名じゃないとか、内容とタイトルが一致しない」「そういう意味では、みなさんが覚えているのは茶碗くらい大きな目玉の犬と水車くらいの犬と塔くらい大きな目玉の三びきの犬なのに、タイトルが火打ち箱のこの本は依頼ナンバーワンでしょう」 読むと納得です。 わが家の様子は、7歳のはなに一度読み聞かせた次の日「お母さん、お話を忘れたからもう一度読んで」。要するに、なんだか気になるけれど、内容を覚えていない。私も同じ感覚で、本の探偵に依頼される皆さんと似た気持ちかもしれません。 物語は、一人の兵隊さんが魔法使いに出会って火打ち箱を手に入れ、ピンチを乗り切って最終的にお姫様と結婚するのですが、確かに三匹の犬の目がとても印象的ですし、ラストは急展開です。 さて、はなは「感想を言いにくいわ~」と何度も言っていました。怖いような面白いような、とのこと。とはいえ絵(実際にはペーパークラフトを写真に撮った不思議な世界)に興味津々で、魔法使いのおばあさんがロボットに見えるとのこと。(紙を蛇腹に折って広げた独特のクネクネがおばあさんにもロボットにも見える)おかげで想像がどんどんふくらみ、このお話は「人じゃなくてロボットの話かもしれない。王様をぽいぽいと空中に放り上げて、落ちてくると粉々に砕けてしまいましたのところが怖かった。ロボットだからバラバラになったんじゃないの?」ほか「兵隊さんの戦い方(今の時代と違う)とか、銀貨とか古いお金が出てくるから昔のお話に違いない」と熱弁。 親の私は、これを機会にアンデルセン全集を何冊か読んでみたところ、アンデルセンは細かい描写が面白いと解説があり、さらに納得です。例えば兵隊さんが急にお金持ちになっても宿の下男に「金持ちにしては長くつが汚い」と観察されるなど。親子で数日楽しみました。 2026/06/25 更新
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訳者・赤木かん子さんの「あとがき」を先ず載せてみる。 この『火打ち箱』は数あるアンデルセンの物語の中でも、5本の指に入るほど(題名を教えてという)探偵依頼がくる話です。(略)アンデルセン全集には必ず入っている完成度の高い話ですが、これですよ、と手渡すことのできる絵本が欲しかっ...
訳者・赤木かん子さんの「あとがき」を先ず載せてみる。 この『火打ち箱』は数あるアンデルセンの物語の中でも、5本の指に入るほど(題名を教えてという)探偵依頼がくる話です。(略)アンデルセン全集には必ず入っている完成度の高い話ですが、これですよ、と手渡すことのできる絵本が欲しかったのです。でも、「水車くらい大きな目玉の犬なんてどうやって描いたらいいの??」と思っていました。そういう話をしていたら、高野文子さんが、「あら、あたしそれやりたい」って言ってくださって、「どうやって?」と言ったら「うふふ、思いついたことがあるのよ」とおっしゃいました。 そういうわけで、すごい!かっこいい!どうやって作ったの?と思わず叫んでしまった。まか不思議なこの一冊が出来上がりました。 この絵本、「高野文子・絵」じゃないんです。「高野文子・ペーパークラフト」なんです!!高野文子作成のペーパークラフトを高野文子が撮影して(後書きに「こんなして撮りました」図が描かれていましたが、これが1番傑作だった)、写真が絵本となったわけです。 お話は、まさかの昔話を逆手に取った、ブラックというべきか、ハッピーエンドというべきか、とってもシュールなお話です。 この前、高野文子が漫画以外で関係した本を発掘して(「いずみさん、とっておいてはどうですか」)、他にないかなとぶらぶらと見ていたら、こんな本があることがわかりました(2006年発行)。ペーパークラフト用に、またもや高野文子は絵の描き方を大きく変えているのですが、それでも紛うことなき「高野文子」なのです。恐ろしいほどの才能です。
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高野文子さんのペーパークラフトのデザインの洒脱さと、アンデルセンの話の天衣無縫さがぴったり合っていて、読んだあと買ってよかった!とほくほくした本。 出てくる犬たちの危険さと従順さを併せ持つところが、普段ペットとしてしか付きあいのない犬の二面性を思い出させてくれるところや、主人公の...
高野文子さんのペーパークラフトのデザインの洒脱さと、アンデルセンの話の天衣無縫さがぴったり合っていて、読んだあと買ってよかった!とほくほくした本。 出てくる犬たちの危険さと従順さを併せ持つところが、普段ペットとしてしか付きあいのない犬の二面性を思い出させてくれるところや、主人公の傍若無人ぶりには、古い童話ならではの物語の野生みが溢れていて、教訓物語にはならない、一筋縄ではいかないところがとてもよかった。
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