商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | フェリシモ |
発売年月日 | 2006/09/22 |
JAN | 9784894323889 |
- 書籍
- 児童書
火打ち箱
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火打ち箱
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
訳者・赤木かん子さんの「あとがき」を先ず載せてみる。 この『火打ち箱』は数あるアンデルセンの物語の中でも、5本の指に入るほど(題名を教えてという)探偵依頼がくる話です。(略)アンデルセン全集には必ず入っている完成度の高い話ですが、これですよ、と手渡すことのできる絵本が欲しかっ...
訳者・赤木かん子さんの「あとがき」を先ず載せてみる。 この『火打ち箱』は数あるアンデルセンの物語の中でも、5本の指に入るほど(題名を教えてという)探偵依頼がくる話です。(略)アンデルセン全集には必ず入っている完成度の高い話ですが、これですよ、と手渡すことのできる絵本が欲しかったのです。でも、「水車くらい大きな目玉の犬なんてどうやって描いたらいいの??」と思っていました。そういう話をしていたら、高野文子さんが、「あら、あたしそれやりたい」って言ってくださって、「どうやって?」と言ったら「うふふ、思いついたことがあるのよ」とおっしゃいました。 そういうわけで、すごい!かっこいい!どうやって作ったの?と思わず叫んでしまった。まか不思議なこの一冊が出来上がりました。 この絵本、「高野文子・絵」じゃないんです。「高野文子・ペーパークラフト」なんです!!高野文子作成のペーパークラフトを高野文子が撮影して(後書きに「こんなして撮りました」図が描かれていましたが、これが1番傑作だった)、写真が絵本となったわけです。 お話は、まさかの昔話を逆手に取った、ブラックというべきか、ハッピーエンドというべきか、とってもシュールなお話です。 この前、高野文子が漫画以外で関係した本を発掘して(「いずみさん、とっておいてはどうですか」)、他にないかなとぶらぶらと見ていたら、こんな本があることがわかりました(2006年発行)。ペーパークラフト用に、またもや高野文子は絵の描き方を大きく変えているのですが、それでも紛うことなき「高野文子」なのです。恐ろしいほどの才能です。
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高野文子さんのペーパークラフトのデザインの洒脱さと、アンデルセンの話の天衣無縫さがぴったり合っていて、読んだあと買ってよかった!とほくほくした本。 出てくる犬たちの危険さと従順さを併せ持つところが、普段ペットとしてしか付きあいのない犬の二面性を思い出させてくれるところや、主人公の...
高野文子さんのペーパークラフトのデザインの洒脱さと、アンデルセンの話の天衣無縫さがぴったり合っていて、読んだあと買ってよかった!とほくほくした本。 出てくる犬たちの危険さと従順さを併せ持つところが、普段ペットとしてしか付きあいのない犬の二面性を思い出させてくれるところや、主人公の傍若無人ぶりには、古い童話ならではの物語の野生みが溢れていて、教訓物語にはならない、一筋縄ではいかないところがとてもよかった。
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・表紙裏のイラスト(下書き?)がオシャレで素敵 ・ペーパークラフトが不思議だったり大迫力だったりして楽しい ・現実的というか説明が少なくて物語っぽくない(から想像して遊べる)
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