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魔群の通過 天狗党叙事詩 山田風太郎幕末小説集 ちくま文庫
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魔群の通過 天狗党叙事詩 山田風太郎幕末小説集 ちくま文庫

山田風太郎【著】

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魔群の通過 天狗党叙事詩 山田風太郎幕末小説集 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2011/05/12
JAN 9784480428127

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商品レビュー

4.1

7件のお客様レビュー

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2018/07/13

水戸の天狗党が、水戸での逃走に敗れて京都を目指すその過酷な旅とその結果の終焉。 水戸天狗党のことは「強烈な藩主斉昭の元、水戸は佐幕、攘夷、勤王、倒幕…に分かれて内乱となり、尊王攘夷派だった”天狗党”は敗戦の末処刑」などといった程度の知識しかなく、悲惨な話の展開になるだろうから読ん...

水戸の天狗党が、水戸での逃走に敗れて京都を目指すその過酷な旅とその結果の終焉。 水戸天狗党のことは「強烈な藩主斉昭の元、水戸は佐幕、攘夷、勤王、倒幕…に分かれて内乱となり、尊王攘夷派だった”天狗党”は敗戦の末処刑」などといった程度の知識しかなく、悲惨な話の展開になるだろうから読んだことも見たことも無し。 しかしどうせ読むなら、ただでさえ容赦ない山田風太郎のほうがむしろ読みやすいかと手に取った。 小説としては、全てが終わってから三十年後に、天狗党総大将武田耕雲斎の四男、武田源五郎が、当時の話を語る、というもの。 日本においてまさに隣近所親族が互いに敵となって殺し合った”内乱”は幕末の水戸のみだったのではないだろうかとして、水戸の藩主を巡る争いや、家老たちの争い、そしてなぜ水戸ではあのような悲惨な闘いが起きたのか、という勘案から語りが始まります。 天狗党は水戸での騒乱に敗れた後、このまま戦って死ぬか降伏するか(しかし降伏すると人質となった家族ともども全員処刑されることは予測できた)の会議の結果、それなら一層の事天子様に自分たちの尊王の志を認めていただこうと、京都を目指すことにします。 水戸の天狗党の悪名は日本中に知れ渡ってはいたけれど、ただただ京都を目指すという目的のため、旅の途中での乱暴狼藉を禁じたため積極的に攻めてくる藩もあまりなく、天狗党を見た者たちにとっては「魔群が通過して行く」という様相だったのでしょう。 日本全国敵だらけであり、初冬の険しい山道をゆき、もし京都に辿り着いてもどうなるという保証もなく、それでも生きるよすがとして天子様に逢う、という希望に縋った険しい行程が小説の大半を占めます。 巻末には天狗党がたどった道を地図で示しているのですが、まさに山山々、進んだと思ったら敵を避けるために戻ってさらに険しい山に入ったり、 さらに作者の山田風太郎が、実際に車を使って天狗党の道のりをたどったということで、ところどころで「作者が実際に行ってみたが、まさに道なき道であり車では通行不可能だった。この道を千人弱の大群がどのようにして渡ったのだろうと思われる」などの論文が挟まれていたり。 さらに作者としては悲惨さを描きつつも、人が真剣に行ったことがむしろ笑える要素が出てしまったり、皮肉的結果になるということを書いています。好意で助けてくれようとした人の行動がむしろ相手を殺すことになった、天狗党に対して卑怯な振る舞いをした武士が評価されたり反対に人道的に接した武士が苦しんだりした、そして天狗党から逃亡した者たちはむしろ生き延びた…など。 歴史として天狗党は幕府に降伏し、酷い捕囚扱いの上処刑や遠島となり、水戸に囚われていた家族たちも刑死したりほぼ廃人となったり、牢から出されても悲惨な生活を送ることになったりという結果に。 しかし人の因果はそこでは終わらず、天狗党生き残りが力を復活させ、自分たちを苦しめた水戸の家老たちにさらに悲惨な復讐劇を繰り広げたり… 山田風太郎にしては割と普通の歴史小説というか、語り口も淡々と進めることにより、人の皮肉さを表現していったような内容となっておりました。 wikiによると行程はこんな感じでした。 本の巻末に乗っている地図で見ると「山山山。行ったり戻ったり」で本当にすごい道のりです。 元治元年11月1日大子発 -2日 川原 -3日 越堀 -4日 高久 -5日 矢板 -6日 小林 -7日 鹿沼 -8日 大柿 -9日 葛生 -10日 梁田 -11、12日 太田 -13日 本庄 -14日 吉井 -15日 下仁田 -16日 本宿 -17日 平賀 -18日 望月 -19日 和田 -20日 下諏訪 -21日 松島 -22日 上穂 -23日 片桐 -24日 駒場 -25日 清内路 -26日 馬籠 -27日 大井 -28日 御嵩 -29日 鵜沼 -30日 天王 -12月1日 揖斐 -2日 日当 -3日 長嶺 -4日 大川原 -5日 秋生 -6日 中島 -7日 法慶寺 -8日 薮田 -9、10日 今庄 -11日 新保

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2017/05/07

水戸から敦賀。天狗党が行軍する途中途中の地名のいちいちに聞き覚えがあり、ひどく臨場感があった。 初めて知る天狗党の出来事は歴史の1エピソードでしかなく、これに類したことはおそらくたくさんあったのだろう。歴史とは結局人間の所業が織りなす文様に過ぎない。 人間の所業は人の心が作り出す...

水戸から敦賀。天狗党が行軍する途中途中の地名のいちいちに聞き覚えがあり、ひどく臨場感があった。 初めて知る天狗党の出来事は歴史の1エピソードでしかなく、これに類したことはおそらくたくさんあったのだろう。歴史とは結局人間の所業が織りなす文様に過ぎない。 人間の所業は人の心が作り出す。 心とはいったい何なのだろうか。

Posted by ブクログ

2016/06/05

天狗党の名前だけは幕末に興味を持った段階ですぐ知った。どういういきさつで生まれ、どう無くなっていったか、この小説でやっと流れを知った。天狗党という存在は、幕末でも特に切ない集団だと思った。

Posted by ブクログ

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