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漢字が日本語をほろぼす 角川SSC新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川マーケティング/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/05/09 |
JAN | 9784047315495 |
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漢字が日本語をほろぼす
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漢字が日本語をほろぼす
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商品レビュー
3
13件のお客様レビュー
日本語は漢字で考えるということは面白いしてきである。中国語と日本語の共通点を漢字で考えることでわかりやすいと考えていたがそうではなかった。英語の学習を文字で考えるから会話ができないということはあたっていると思われる。
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日本語とほかの言葉を同列で比べることにはあまり意味を感じませんでした。 日本語は音の数が少なく同音異義語が多いので、もしも漢字がなくなると意思疎通や意思の表現ができなくなるように思いました。むしろ、漢字があるからこそ、音読みと訓読みがあるからこそ、今の日本があるような気がしてな...
日本語とほかの言葉を同列で比べることにはあまり意味を感じませんでした。 日本語は音の数が少なく同音異義語が多いので、もしも漢字がなくなると意思疎通や意思の表現ができなくなるように思いました。むしろ、漢字があるからこそ、音読みと訓読みがあるからこそ、今の日本があるような気がしてなりません。 鈴木孝夫さんの本を読んだあとの感想だからかもしれませんが。
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厄介な漢字が日本語には多い。せめて振り仮名でも振ってくれていると良いのだが、それがないと調べるにも調べにくく、人に訊くことすらできない。この「きく」はどの漢字を使えば良いのか、パソコンで書いていて一番困るところだ。同音異義語が多いから駄洒落がたくさん作れると井上ひさしが書いていた...
厄介な漢字が日本語には多い。せめて振り仮名でも振ってくれていると良いのだが、それがないと調べるにも調べにくく、人に訊くことすらできない。この「きく」はどの漢字を使えば良いのか、パソコンで書いていて一番困るところだ。同音異義語が多いから駄洒落がたくさん作れると井上ひさしが書いていたけれど、昨日、漢字練習をしていた中学生のノートを覗き込むと、「姓名」を「生命」と書いていた。前後の文脈も考えずに書いているのだから仕方ない。さて、パソコンだから、手書きなら書かない漢字まで、漢字で書いておいた。「やっかい」「ふりがな」「きく」「ダジャレ」「のぞき」。かなでいいとおもう。いかにも オレは これだけ かんじを しっているんだぞう と じまんするように やたらめったら かんじを つかうのは やめたほうが いい と おもう。けれど、かなばかりではよみにくい。いやでもスペースをあけてかいてあればよめるかなあ。下線部は「いや・・・でも・・・」であって「いやでも」ではない。ローマ字書きだって慣れれば読めるようになるのだろうか。かなばかりの文章だと「こいつはバカか」と思われそうなのだけれど、そう思うのはよしましょう、ということが本書には書かれている。漢字にばかりこだわりすぎると、外国人が日本語を学ばなくなってしまう、それを懸念(けねん・・・これも手書きでは書かない。でも、ひらがなではちょっとかっこう悪い?)されてもいる。中国ではいかに漢字を簡略化しようとしてきたのか、どんな歴史の上で朝鮮は漢字をしめだしてハングル一辺倒にしてきたのか、そのようなことも語られている。著者あとがきで梅棹先生のことが紹介されているが、どうして「いたましい例」としてあげていらっしゃるのだろう。梅棹先生の本をよむと、目がわるくなって自分では執筆できなくなったあとも、漢字・かなの使い分けを徹底されている。まねたいけれど、なかなか難しい。(難しいは、やっぱり漢字で書いたほうが難しいという感じがするなあ。)・・・蛇足、私が漢字で書きたくないことば・漢字。距離=キョリ、個=コ、会議=会ギ、寮=ウ冠にR(これは六花寮時代に教わった字)、門構えは簡略化したい。けれど、黒板にはなるべく漢字で書いている。生徒には漢字を覚えてほしいから。漢字は必ずテストに出るのだから。矛盾をかかえ続けるのか・・・二酸化炭素=CO2、水酸化ナトリウム水溶液=水ナ水・・・、初期微動継続時間=PS時間・・・これは漢字で書かないといけない。漢字で書けない生徒があまりにも多いから。漢字でなくてもいいじゃん・・・。膵臓=すい臓(臓もかなにしたいところだけれど、すいは絶対ひらがな)。摩擦力=まさつ力(これはなぜか漢字で書く生徒が多い)。・・・しかし、漢字そのものはおもしろい。白川静先生の本ももっと読みたい。
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