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地球移動作戦(下) ハヤカワ文庫JA
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地球移動作戦(下) ハヤカワ文庫JA

山本弘【著】

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地球移動作戦(下) ハヤカワ文庫JA

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2011/05/11
JAN 9784150310356

地球移動作戦(下)

¥330

商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2022/02/06

とにかく詰め込まれたアイディアが知的好奇心くすぐられるネタばかりで、ピアノドライブ、タキオンを利用した過去への通信、AR、人工意識、仮想現実、抗老化技術、クレイトロニクス(ナノマシン)、ミラー物質などなど聞いただけでワクワクする。またSF的未来予測も非常にありそうだなと納得できる...

とにかく詰め込まれたアイディアが知的好奇心くすぐられるネタばかりで、ピアノドライブ、タキオンを利用した過去への通信、AR、人工意識、仮想現実、抗老化技術、クレイトロニクス(ナノマシン)、ミラー物質などなど聞いただけでワクワクする。またSF的未来予測も非常にありそうだなと納得できるものが多く、個人動画P、カルト宗教、小惑星の資源利用、地殻変動などがリアリティをもって膨大な知識と共に詰め込まれている。人間ドラマとしてもAIと人間、家族など多種多様なものが描かれて、深み厚み共に申し分がなかった!

Posted by ブクログ

2020/04/15

地球を移動させてシーヴェルの影響を減らそうとする作戦。経済と人命とどちらをとるのか(どこかのコロナと同じだ)等々の後色々あって、動き始めた作戦。途中もきっと色々あっただろう。いよいよシーヴェルがそこまで来て本格的な移動が始まっても敵対勢力の妨害は続く。 思わず「やめてよ!」と憤っ...

地球を移動させてシーヴェルの影響を減らそうとする作戦。経済と人命とどちらをとるのか(どこかのコロナと同じだ)等々の後色々あって、動き始めた作戦。途中もきっと色々あっただろう。いよいよシーヴェルがそこまで来て本格的な移動が始まっても敵対勢力の妨害は続く。 思わず「やめてよ!」と憤ってしまう。 命と意思が続きますように

Posted by ブクログ

2016/02/07

 山本弘の小説で鼻白むのは人物造形。何だかアニメみたいで、読んでいる方が気恥ずかしくなってしまう。と思いながら、「アニメみたい」ということの内実をきちんと論ずるのが難しいことに気づく。なぜアニメみたいと思うのかうまく言語化できないのだ。登場人物たちの会話がアニメに出てきそうな感じ...

 山本弘の小説で鼻白むのは人物造形。何だかアニメみたいで、読んでいる方が気恥ずかしくなってしまう。と思いながら、「アニメみたい」ということの内実をきちんと論ずるのが難しいことに気づく。なぜアニメみたいと思うのかうまく言語化できないのだ。登場人物たちの会話がアニメに出てきそうな感じだからというのもあるだろうが、人物造形そのものにアニメ臭さがあるようにも思う。だからといって人物に葛藤がない、というわけでもない。だが、何だか人物が複雑じゃない。  そこまで考えて、こんなことを思いついた。アニメの登場人物はまずは絵として演出されたものが作られ、その後に、声優が声で演ずる。アフレコである。極言すれば作画監督と声優とが表現を持ち寄って1つの演技を作り上げるのである。まさに絵と声とが複雑に葛藤する状況。のはずだが、その葛藤が露呈してはいけないのだ。作画監督は声優が演じやすいように絵を描き、声優はその絵と葛藤を生じないように演ずる。2つのものを組み合わせるがために、アニメの質が上がれば上がるほど、必要以上に統一的な表現、もっといえば平板な表現が生まれるという状況があるのではないだろうか。例えば、名優は言語的な表出と非言語的な表出を微妙にずらしながら演技するといった複雑なことをしているはずである。アニメでもそれは原理的には可能だろうが、表情の声との分業体制によって、言語と非言語の不一致ならば、にこやかな表情で脅迫するといった紋切り型の表現に陥ってしまうのではないか。  山本弘は論理的であることに美徳を見出している作家である。そして『地球移動作戦』は、負の側面が強調されてすっかりダサくなってしまった「科学」の力と、人間の意志の力で未曾有の天災に立ち向かう物語である。いくつかの科学的フィクションを導入した上で、それ以外については科学的に考証してストーリーを組み立てており、その点では大した力業だと思う。もちろん情感に訴えるエピソードにも事欠かない。『日本沈没』に比肩してもいいだろう。  しかしながら、もはやわれわれは広島後、3.11後を生きているのだとは言わずも、善人と悪人しか出てこない物語が厚みを欠くように、科学と非科学しか出てこない物語には謎めいた空虚がないのだ。人間というものは謎めいた空虚を持った存在で、論理的にでもなく、非論理的にでもなく、無論理的に思考し行動する瞬間があるのだ。その無論理に人間的な何かが宿り、謎めいた空虚が物語に魔術的な駆動を与えるはずなのに。

Posted by ブクログ

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