星守る犬 映画ノベライズ 双葉文庫

村上たかし【原作】, 橋本裕志【脚本】, 蒔田陽平【ノベライズ】

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2011/04/28
• JAN: 9784575514315

商品レビュー

2024/11/12

本も映画も見ていなかった！

先日西田敏行氏が永眠されたと……
笑顔の姿の映画やドラマしか拝見していないので､表紙を見て読み始めた。

表示から ひまわり一杯の西田敏行氏と白い犬の話だろうと……
それは､楽しい物語か？と思いながら､読み出した。

犬にまつわる話が､出てくる。
誰もが､子犬の時には可愛がるが、成犬になり、散歩や餌やり､ブラッシングなど､手間が、かかるようになると､子供達は､興味が、薄れてくる。

犬嫌いの男が、結局は､家族以上に､自分と寄り添い､死後も見つめてくれていた事に､……良かった！と思うべきなのか？
家族にも知らせないで欲しいという一念で、自分の身分証明になるものを全て廃棄してしまう。
なぜかとても悲しい。

死んでしまったら、あの世には、何も持参できないのは、理解できても、今、まだ呼吸してこの地上の星にいる間に、家族や知り合いとの縁を全て白紙にしてしまう気持ちが、とても虚しく感じられる。

仕事をリストラ、精神的にも崩壊、しかし､家族も､疲労困憊だつたのだろう。
金銭面も苦しかっただろうけど､飲む､打つ､買う！をしたわけでも､借金をこしらえたわけでも無いのに､家族って、こんなにも､絆が、薄いのだろうか？

電車の中で、読み終えながら、幾ばくも無い残りの人生、そばにいてくれる動物のパッピーと共に、過ごす時間。

小説のように、上手くは行かないだろうけど､人間一人が、消滅する事に､悲しみだけが残った本であった。

犬のパッピーの名前のように、パッピーであったのだろうか？と！

2023/12/24

秋田犬ハッピーの健気さが涙を誘う。でも、飼い主のほうは情けないというか、なんというか。足跡をたどる二人は、断片的でしかなかったであろう情報からどこまで人となりをつかめたのだろうか。

2022/04/27

何度も読んだ。
映画も観た上で、そのあとも読んだ。

何度読んでも飽きない内容だと思います。
読み終わって、期間が空いてるからもう一度読み直そうかな