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大鳥圭介
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大鳥圭介
¥440
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商品レビュー
3
5件のお客様レビュー
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2011年刊行。赤穂藩の田舎の医者の息子として誕生したが、適塾入学、蘭学を極めんと江戸へ、そして幕臣としての取立、語学を生かし幕府陸軍創設に関与、戊辰戦争で東北・箱館へ転戦、獄中、維新政府にて陸軍省、英国視察参加、その後工部大学校校長、日清戦争時の清国公使就任と、まぁ実に変転流浪の人生である。その地位も、堪能な外国語訳者に留まらず、軍事面として陸軍統率、日本の工業の礎づくり、外交官など実に多様。単なるテクノクラートではない面を活写。ただ、新書サイズなので駆け足感は否めない。また、やや佐幕贔屓の傾向も。 ただ、佐幕とはいえ、会津目線で書かれた書ではないため、所々、会津藩の軍略的な批判も。そして、仙台藩や米沢藩の脱落模様も描述する。その意味では多面的な視点を得られる書か。江戸に帰府した徳川慶喜に大鳥が謁見した際の慶喜の態度が、幕府瓦解を象徴しているかのよう。所詮、慶喜は軍事大将の器ではなかったのだろう。陸奥宗光との軋轢など、日清戦争の裏面も興味深い。
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・タイムリーな東北。がんばろう東北!! ・やはり戊辰戦争がメインですか…星先生!! ・いや、好きですがね…フフ ・でも戊辰後の大鳥についてももっと知りたいのであった
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幕末・維新の時代を生きた大鳥圭介という人の歴史。 元は幕臣で、五稜郭で榎本とともに敗れ、その後は明治政府のもとで働くこととなった人物。 幕末・維新の時代を幕府側の視点からみるのもなかなか面白い。勝てば官軍という言葉があるが、まさにたまたまその時の政治情勢で優位にあったものが正義と...
幕末・維新の時代を生きた大鳥圭介という人の歴史。 元は幕臣で、五稜郭で榎本とともに敗れ、その後は明治政府のもとで働くこととなった人物。 幕末・維新の時代を幕府側の視点からみるのもなかなか面白い。勝てば官軍という言葉があるが、まさにたまたまその時の政治情勢で優位にあったものが正義となったのだなと感じた。
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