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北京のアダム・スミス 21世紀の諸系譜
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 作品社 |
| 発売年月日 | 2011/04/30 |
| JAN | 9784861823190 |
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北京のアダム・スミス
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商品レビュー
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USAのヘゲモニーの失墜と中国の台頭を叙述。記述がくどい。イタリアの社会学者であるアレギは、経済学に関してはマルクス経済学に依拠、昔懐かしい原論を思い起こす、社会経済史に関しては世界システム論に依拠。 ・アダム・スミスは18世紀の中国を市場を基盤に自然な経路(農業→国内交易→製造業)で経済的に発展し定常状態(利潤率の低減、1人当たり所得のゼロ成長)に近づいていると評価。オランダは不自然な経路(遠隔貿易から)で発展し定常状態に近づいている。 ・1873-96の大恐慌と1973-93の長期停滞期は、競争圧力が増大し利潤率が低下する一方世界貿易・生産が拡大。イギリスに対するドイツとアメリカの勃興とアメリカに対するドイツと日本の勃興。さらに、その後のベル・エポック・金ぴか時代とアメリカの回復。 ・USAのヘゲモニーは搾取する帝国主義化、資本主義は金融化、脱領域化。物財の輸出から資本輸出になる金融化は、利潤率の低下と賃金上昇を背景におこるヘゲモンの最後の形態(ジェノバ→オランダ→イギリス→USA)。もっともUSAは資本収支黒字国であるのに資本輸出により一時所得黒字となっている(ドルの特権、米国国債と直接投資との利回りの差)。 ・中国の経済力・軍事力の分析については、すでに賞味期限切れ。急速な成長をあらためて実感する。
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p.600-601 (解説 山下範下)アリギの理論構成は資本主義は程度の差こそあれいつでも観察できる現実であることを認めるところから出発している。
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アダムスミスの主張した市場社会は中国にあるとするもので、アダムスミスが誤解されることが多い中、非常に貴重な指摘と思われる。著者の立脚点は確かに、これまでの西洋中心史観には疑問を呈するところから出発しており、その意味で世界の覇権の動向については西洋の優位には懐疑的であるが、それは本...
アダムスミスの主張した市場社会は中国にあるとするもので、アダムスミスが誤解されることが多い中、非常に貴重な指摘と思われる。著者の立脚点は確かに、これまでの西洋中心史観には疑問を呈するところから出発しており、その意味で世界の覇権の動向については西洋の優位には懐疑的であるが、それは本書の中心テーマではない。しかしながら、今後の世界の覇権の動向を占う観点から本書が受け取られがちなのは残念である。
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