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バターン 死の行進
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2011/04/22 |
| JAN | 9784309225401 |
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バターン 死の行進
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
多くの戦犯を生み出した太平洋戦争の悲劇のひとつ「パターン死の行進」については、「自軍の補給についてすら計画を持たなかった兵站軽視の帝国陸軍が、あまりに多くの投降兵を処理できず偶発的に起きた悲劇」程度の認識であったが、全く誤りであったことを本書で知った。フィリピンの戦いは日本軍にとっても過酷であったため、兵士の復讐心も強かったのであろうが、死の行進だけでなく、収容所に入ったあとの処遇についても目を覆うばかりの残虐行為が多い。第一次大戦までの日本軍は、前線から捕虜を速やかに本土に移送し、公平で人道的に扱うことで常に世界の賞賛を得ていたが、太平洋戦争にもはやその面影はなく二流の軍隊に成り下がっていた。 中でも悲惨なのは、ようやく落ち着いた生活をおくっていた捕虜たちが、戦争末期になって本土に移送され、約半数の捕虜が命を失ったことである。移送や本土での扱いのひどさは筆舌に尽くしがたい。私の故郷近くの美祢にも収容所が有り、石灰岩採掘の過酷な労働に従事させられていたとは本書ではじめて知った。 なおとかくナショナリズムに陥りがちの内容であるが、筆者の公平で知的な文章には救われる。日米双方の関係者に綿密な取材を行い、あくまでフェアに事実を描写している。陸軍随一の温厚な親英派でありながら、最高責任者として戦犯処刑された本間雅晴中将についても、相当な文面を裂いて擁護しているのは印象的であった。
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日米両軍ども無謀な計算の下に、無謀な戦いを続けたことの記録。犠牲者はいつも兵卒。戦争に勝者はいない。
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