- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1225-16-04
アジャストメント ディック短篇傑作選 ハヤカワ文庫SF
定価 ¥1,760
825円 定価より935円(53%)おトク
獲得ポイント7P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2011/04/22 |
| JAN | 9784150118051 |
- 書籍
- 文庫
アジャストメント
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
アジャストメント
¥825
在庫なし
商品レビュー
4.1
23件のお客様レビュー
どこまでが現実でどこからが虚構なのか、世界が揺らぐような短編集。 犬や豚、虫などの生物が出てくる作品が多く、彼らに対しては救いのある描き方になっているところが好き。 『トータル・リコール』よりもオチが少しわかりにくく感じた。 ◎面白かった作品 【アジャストメント】 さすがに犬...
どこまでが現実でどこからが虚構なのか、世界が揺らぐような短編集。 犬や豚、虫などの生物が出てくる作品が多く、彼らに対しては救いのある描き方になっているところが好き。 『トータル・リコール』よりもオチが少しわかりにくく感じた。 ◎面白かった作品 【アジャストメント】 さすがに犬には荷が重すぎる任務。 【ルーグ】 うちの猫たちも、何もない壁や天井を2匹シンクロしてじっと見つめている時がある。 あれももしや……。 【ウーブ身重く横たわる】 人間と哲学的な会話を交わす、豚のようなウーブが可愛い。 バチッとした決まったオチが見事。 この短篇の中で1番好きな作品。 【おお! ブローベルとなりて】 地球人とアメーバ型異星人の、ユーモラスですれ違いだらけの結婚生活。 【ぶざまなオルフェス】 作中に偉大なSF作家として、ディックの別名義である「ジャック・ダウランド」が登場してニヤリ。シリアスな印象が強かっただけに、このユーモアとのギャップが面白かった。 【凍った旅】 冷凍睡眠の不具合で意識だけが目覚めてしまった主人公。 AIは彼を狂気から守るために、幸せな思い出を何度も見せてくれるのに、主人公は思い出の中で反省会ばかり始めてしまう。 せっかくのAIの努力をことごとく無にする主人公。 自分の脳内反省会も、客観的に見るとこんな感じなのか…と、また反省。 Audibleにて。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ディック、アンドロイド〜と、高い城の男読んで、あれ全然好きじゃないかもと思って敬遠していたのだけど、ユービックは面白かったし、短編集なら読めるかもと思って手に取ったら、めちゃ面白かった笑。もしかしたら今読み直したら面白いかもと思ったり。。とりあえず次は、トータルリコール読もうっと ディック感といわれる現実と非現実の間で自分がわからなくなる感覚、普通にゾワっと怖いのだけど、ホラーの怖さがスッとやみつきになるような、そんな感覚もある。 それから久しぶりにイーガンを読みたくなった。 アジャストメントも面白かったし、ウーヴ身重く横たわるも面白かったし、にせもの・電気蟻も面白かったし、… ウーヴ:ウーヴ食べたら船長がウーヴになってて怖…とぞっとした にせもの・電気蟻:普段人間として生きていた自分が、実はアンドロイドと言われたら?の二作。にせもの、の方では図らずも最後それを証明してしまうというエンド…で、電気蟻は自分のことを調べて最後「彼はそれを見、そして理解した。もう手遅れだ、とさとった。テープは通り過ぎてしまった。神さま、お助けください。テープが、おれの計算よりも速いスピードで、巻きとりをはじめたんだ。そして、とうとういまー」(p350)と間に合わずに終わる、というエンド。最後それさえも人間側が企んでいたというのが、気持ち悪かったというか悲しかったな。 にせものの方で、…「ぼくはオーラムだ」と、またくりかえす。「本人がいうんだからまちがいない。証明できないだけなんだ」(p.104)という時の切なさが半端なかったな…私もそうだし、皆そうじゃんというね。この二作は特に好きだったけど、イーガンを読みたくなった二作でもある。 おお!ブローベルとなりて、は戦争を皮肉った作品として面白かった。結局なりたくない相手の姿に変わったカップルの話。 父祖の信仰も、SFらしいというか、1984ぽさもあり、でも正体が異世界生物だっていうのはとんでも話として、グロテスクな話として楽しみました。そしてそれはこの現実も証明できないしね… 「これが永久につづけばいいのに」と彼はいった。 「つづいたわ」タニアが答えた。「時間の外側で。海みたいに果てしがなかった。カンブリア紀のわたしたち、陸に上がってくる前のわたしたちは、こんなふうだったのよ。太古の原始の海。こうしているときだけ、わたしたちはあの時代へ帰れるのよ。だから、こうすることがとても大きな意味をもつんだわ。あの時代のわたしたちは、まだ離ればなれじゃなかった。大きなゼリーの塊だったのよ。ときどき浜辺に打ち上げられてくる、あのクラゲみたいに」(p.312) 電気蟻、一番好きだったかも。 「きみも実在してないんだ」彼はサラに言った。「きみはわたしの現実テープの上にある、刺激因子の一つにすぎないんだ。ふさぐことのできるパンチ孔の一つなんだよ。きみはほかの現実テープの中にも存在しているのかな、それとも、客観的現実の中に存在しているのかな?」彼にはわからない。想像がつかない。おそらくさらも知らないだろう。おそらく彼女は、おびただしい現実テープの中に存在しているんだ。おそらく、これれまでに製造されたあらゆる現実テープの中に。「もし、わたしがテープを切断すれば」と彼はいった。「きみはどこにも存在し、どこにも存在しなくなる。この宇宙の中のすべてのものとおなじように。すくなくとも、わたしの知るかぎりにおいては」(p.347)
Posted by 
『凍った旅』ー短編集ーアジャストメント掲載ー フィリップ・K・ディックの中でも、特に切ない短編。 惑星移住のために、宇宙船の中で10年間の冷凍睡眠に入る主人公。 だが微かに脳は活動していた。 意識が覚醒していることに気づいた«宇宙船»が、彼を守ろうと快適な記憶を刺激して、彼の精...
『凍った旅』ー短編集ーアジャストメント掲載ー フィリップ・K・ディックの中でも、特に切ない短編。 惑星移住のために、宇宙船の中で10年間の冷凍睡眠に入る主人公。 だが微かに脳は活動していた。 意識が覚醒していることに気づいた«宇宙船»が、彼を守ろうと快適な記憶を刺激して、彼の精神を守ろうとする。 だがどんなに素敵な記憶を引き出しても、 幼少期の出来事が、彼のすべてを後悔と否定に染めてしまう。 彼は「何をしても同じだ」「失敗が繰り返される」10年間の冷凍睡眠を経て移住の星に到着する。 トラウマや幼い罪悪感から自分を見失ってしまう人間くささ。 辛い現実に向き合う時に、原因を過去の自分に求めてはいけないと わかってはいても考えずにはいられない。 たまたま読んでいた朝井リョウのイン・ザ・メガチャーチ の冒頭に重なる。 やってきたことが今の自分を作るけれど、 ある程度年を取ってくると、やってこなかったことが自分に 降り掛かってくる。
Posted by 
