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日本の原発、どこで間違えたのか
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2011/04/20 |
| JAN | 9784023309418 |

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商品レビュー
4.1
12件のお客様レビュー
第5章 敦賀市長・高木孝一が能登原発候補地である石川県羽咋郡志賀町で開かれた「原発講演会」で語った内容が衝撃的(昭和58年)で醜悪で吐き気がする。 原発おすすめ話は、ひとたび原発に事故が起こればもはや一巻の終りで逃げ惑うてみても意味はない、だから訓練などやっても仕様がない、大事...
第5章 敦賀市長・高木孝一が能登原発候補地である石川県羽咋郡志賀町で開かれた「原発講演会」で語った内容が衝撃的(昭和58年)で醜悪で吐き気がする。 原発おすすめ話は、ひとたび原発に事故が起こればもはや一巻の終りで逃げ惑うてみても意味はない、だから訓練などやっても仕様がない、大事故などあり得ないのであるという防災計画不要論から始まり、タナボタ論にも及んでいく。つまり、事故が起これば昆布が売れなくなるので補償交渉がはじまる。昆布ワカメは全部原電に時価で買ってもらってホクホクであり「1年一回はあんなことがあればいいなぁ」という状況で、電源三法交付金・裏金合わせて原発は”金のなる木”であることを滔々と語っていく。「その代わり、100年経って片輪が生まれてくるやら50年後に生まれた子どもが全部片輪になるやら、それは分かりませんよ。分かりませんけど、今の段階ではおやりになった方が良いのでないか」と締め括っている。
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「原発への警鐘」の復刻版。T65D、マンクーゾ報告。安全は無視され続け日本に原発が乱立した。第5章の元敦賀市長の問題の講演。50年後100年後にカタワが生まれようが分からないがというやつ。
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正直、まず思ったのがこの本をもっと若いうちに、復刻ではなく出た当初に読んでいたならば、私に考えもかなり変わっていただろうということです。 原発の安全性について、「公開ヒアリング」で原発建設地住民に本当にきちんと説明できていたのかということについての内橋氏のこのルポを読むとま...
正直、まず思ったのがこの本をもっと若いうちに、復刻ではなく出た当初に読んでいたならば、私に考えもかなり変わっていただろうということです。 原発の安全性について、「公開ヒアリング」で原発建設地住民に本当にきちんと説明できていたのかということについての内橋氏のこのルポを読むとまったくできていなかった。市民との意見交換を仕切る学者も学者としての立場よりも、政府側で仕切る立場としての振る舞い、住民の安全への不安に対する質問にもまったく十分に答えないさまについては、疑惑を深めども、安心はできないということでした。 しかし、それをお金の力で抑え込む・・・雇用を生み出し、インフラ整備が進み…だから黙る。 それだけではなく、そのお金の力に魅せられた市長の講演会内容などは正直唖然とするばかりでした。安全性については政府お任せで疑わない、そして国や原発を持つ電力会社からのある意味迷惑料ともいえる多額のお金がもらえ、インフラ整備も思うがまま、安全神話を一遍も疑わずにのっかり、そして、お金儲けになると信じ切って行動している姿は、本当に恐ろしいという思いでした。 また、電力コストについても、私も原発が一番コストが安いんだと教わった記憶がありましたが、そのコスト計算についてもかなり恣意的で、計算の際の前提条件と現実の条件のかい離(各発電の稼働率の違い)や、後処理まで考えていなかったこと(放射性廃棄物の処理)など、その算定についても???と思わざるえなかったと思っています。 印象としては、政治が絡み、技術を確認する前に政治主導で進められてしまった結果、原発をつくる為の理屈付けとしての電力コスト計算の恣意的な方法や「公開ヒアリング」などでの安全に対してのまったくかみ合わない的外れといっていい回答などにつながったのではないか、もし、まずはきちんと研究が進められ、科学者・研究家の層が厚くなった上であったなら、日本の原発もまた違う形になっていたのではないかと思わざるえませんでした。 改めて私自身、正直、1972年に生まれ育っていく間、原発を恐ろしいものとは教わることもなく、国の安全神話と未来のエネルギーイメージにとらわれ、疑うことを忘れていた自分の自戒の書ともいうべきショックを受けた1冊でした。
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