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沖縄苗字のヒミツ ボーダー新書
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沖縄苗字のヒミツ ボーダー新書

武智方寛(著者)

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沖縄苗字のヒミツ ボーダー新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 地方小出版流通センター
発売年月日 2011/03/01
JAN 9784899822011

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2020/05/11

 沖縄出身の同僚がいる。読みはどこにでもいそうな普通の苗字だけれど、漢字表記は特殊だ。3文字だ。なんかカッコイイなあ。沖縄っぽいなあ。  ふと、考えてみると、沖縄っぽい苗字ってどこから来たんだろうか。やはり琉球王国としての歴史もあるから、いわゆる大和や日本とは一線を画す感覚や歴史...

 沖縄出身の同僚がいる。読みはどこにでもいそうな普通の苗字だけれど、漢字表記は特殊だ。3文字だ。なんかカッコイイなあ。沖縄っぽいなあ。  ふと、考えてみると、沖縄っぽい苗字ってどこから来たんだろうか。やはり琉球王国としての歴史もあるから、いわゆる大和や日本とは一線を画す感覚や歴史を持っているということかしらん。  そんなことを時々考えていた。でも、その詳細を知ろうとはしなかった。そんな中、見つけたのが本書。  ……知らないことの連続であった。ただ、僕がカッコイイなあと(バカみたいに)思っていた苗字は、かつて沖縄出身者たちを苦しめていた過去があった。そもそも、その苗字は琉球を差別する意味で、日本っぽくなくしたという歴史も(一説によれば)あるらしい。  そして、近代以降の沖縄の歴史は「改姓」への歴史でもあった。正直、このどんどんどんどん変化しようとし、「普通」であろうとする動きは、現在からすると違和感を覚える。これが「近代」の力なのか。「近代」とは画一化の時代である、という教科書的なことは知っていたが、実際にこのような動きが活発であるというのは大変興味深い。  思うに、現代は逆の方向だ。歴史と伝統を重んじようとする。政治家がかりゆしを身にまとい、伝統の大切さを論う。しかし、当時の沖縄県人のなかには琉球装束を手放すことを推進する者もいたようだ。  知らないことばかりで面白い一冊であった。しかし、と思う。では、私の苗字にはどのような歴史があるのだろうか。私のご先祖様は、いつからこの苗字を名乗っているのだろう? 自分の苗字の歴史よりも「金城」さんの歴史の方が詳しくなってしまった。  特殊なものに目を向けるのもいいが、自分の足元を見ていないということには案外気づいていないものである。 【目次】 はじめに 第一章 苗字の歴史  第一節 日本の苗字の歴史  第二節 沖縄の苗字の歴史 第二章 沖縄苗字の足跡  第一節 近代の苗字  第二節 ミヤグスクVSミヤギ  第三節 「読み替え」をめぐる社会と人々 第三章 苗字改造計画案  第一節 北大東島からの提案  第二節 復姓のお作法  第三節 沖縄学の苗字へのアプローチ 第四章 さまよえる沖縄苗字  第一節 どうなる沖縄の苗字  第二節 沖縄の苗字をめぐる知識人  第三節 「読み難い姓名改姓座談会」  第四節 苗字の変更 二つの選択 第五章 「鉄の暴風」が沖縄苗字に残したもの  第一節 戸籍からの解放、その代償  第二節 「キンジョウ」大発生 エピローグ 「読み替え」の置き土産 参考文献

Posted by ブクログ

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