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日本近代の憧れと過ち 松本健一講演集2
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 人間と歴史社 |
発売年月日 | 2011/03/01 |
JAN | 9784890071814 |
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日本近代の憧れと過ち
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松本健一 アジア主義、ナショナリズム、戦後民主主義をテーマとした講演集。岡倉天心、吉田松陰、北一輝、竹内好、丸山眞男など 日本精神史を一望できる。排他性や全体主義はないので 受け入れやすい。 歴史批評家の視点と異なり とても新鮮 *ロマン主義的な革命家 北一輝〜松本清張は北一...
松本健一 アジア主義、ナショナリズム、戦後民主主義をテーマとした講演集。岡倉天心、吉田松陰、北一輝、竹内好、丸山眞男など 日本精神史を一望できる。排他性や全体主義はないので 受け入れやすい。 歴史批評家の視点と異なり とても新鮮 *ロマン主義的な革命家 北一輝〜松本清張は北一輝を辛辣に批判していたが *吉本隆明を信奉する人はジャーナリストに、柳田國男の愛読者はサラリーマンに、丸山眞男の信奉者は官僚になる〜丸山眞男には大衆が見えていない *武士道に背を向けた時代小説家 藤沢周平〜時代的制約のもと こつこつと切なく生きる姿を描く *司馬遼太郎「街道をゆく」は、美しい日本を天皇の原理にこめた 三島由紀夫の自決へのアンチテーゼ〜日本の原郷への思いとして書かれたもの 名言「物事の本質を知ろうと思ったら目をつぶるのが、ロマンチスト。リアリストは現実をあるがままに見ようとして〜現実にとらわれ〜時代に流されてしまう」 北一輝を ロマン主義的な革命家として見ている *ロマン主義=日本のあるべき姿を表明し 現実と比較して 変革しなければならないイメージ通りに実現しようとする *思想の根幹=国民国家と国民主権→戦争、外交、財政の権利は全て国家の権利〜天皇はそれを代行(天皇機関説) *革命の主軸は 国民一人に普通選挙権を与えること 岡倉天心「日本の目覚め」について *西洋に対抗するアジアに目覚めるべき日本 *明治維新=東洋の理想を復活〜日本のナショナリズムとアジア主義の同一化 *天心の意図と反して、大東亜共栄圏(欧米排除、日本を盟主とするアジア民族の共存共栄)によりアジア侵略へ 「ヨーロッパはわれわれに戦争を教えた〜彼らはいつ平和の恵みを学ぶのだろうか」 新渡戸稲造「武士道」 *日本の道徳規範〜侍の道徳規範であり、君主の道徳ではない *義から始まる 徳富蘇峰「吉田松陰」吉田松陰の伝記=維新前史 時代を動かす三種の才 1.予言的な思想家〜横井小楠、佐久間象山 2.志士的な行動者〜高杉晋作、吉田松陰、坂本龍馬 3.政治的な人間〜木戸孝允、大久保利通、西郷隆盛、勝海舟 竹内好 近代の超克論〜抵抗するアジア *岡倉天心と竹内好のアジア主義のいう問題意識 *大東亜戦争は 日本近代思想にとって何かだったか *近代の超克論〜大東亜戦争における帝国主義間の戦争と帝国主義的なアジア侵略戦争の二重性格〜東洋の近代は抵抗するアジアによって可能になる 丸山眞男 超国家主義の論理と心理 *戦後民主主義の本質=8/15の革命により戦後民主主義に移った *憲法9条の戦争放棄条項は 人民主権のもと(人民の名に於いて)作られたパリ不戦条約によるもの
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