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戦前昭和の社会 1926-1945 講談社現代新書
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戦前昭和の社会 1926-1945 講談社現代新書

井上寿一【著】

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戦前昭和の社会 1926-1945 講談社現代新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2011/03/19
JAN 9784062880985

戦前昭和の社会

¥220

商品レビュー

3.2

22件のお客様レビュー

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2024/02/23

「戦前昭和」と言うと経済恐慌や太平洋戦争といった歴史をどうしても想起してしまう。歴史的事実としてはその通りだが、その前段として本書で書かれている内容を踏まえないと、結局歴史を立体的に掴めないのだろうと思った。 というのも、あくまで本書が描くのは(しばしばドキュメンタリーやドラマで...

「戦前昭和」と言うと経済恐慌や太平洋戦争といった歴史をどうしても想起してしまう。歴史的事実としてはその通りだが、その前段として本書で書かれている内容を踏まえないと、結局歴史を立体的に掴めないのだろうと思った。 というのも、あくまで本書が描くのは(しばしばドキュメンタリーやドラマで見るような)終戦間際の状況ではなく、大衆がアメリカ化して消費社会になり、格差が拡大し一方で是正運動もあり、女性参政権を求める運動が多層的にあり……といった姿である。 確かにこれらはよく語られることかもしれないが、どこか頭を素通りしてしまう気がする。戦後との連続性を含め、改めて認識しておきたい。

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2021/11/29

アメリカ化、格差社会、大衆民主主義の3つの観点から、現代と類似性のある戦前昭和の社会を再構成。1941年になっても日米友好を演出していたのはイガイだった。他方、ドチツ・ナチ的ファシズムへの共感も生まれてくる。ただし決定的な違いは植民地の有無であり、アーリア人の純粋性と至高性を唱え...

アメリカ化、格差社会、大衆民主主義の3つの観点から、現代と類似性のある戦前昭和の社会を再構成。1941年になっても日米友好を演出していたのはイガイだった。他方、ドチツ・ナチ的ファシズムへの共感も生まれてくる。ただし決定的な違いは植民地の有無であり、アーリア人の純粋性と至高性を唱えるドイツに対し、「五族協和」を唱えていた日本は異民族との結婚を推奨する他民族国家であり、大和民族の優越性を強調するわけにはいかなかったというのは盲点であり参考になった。

Posted by ブクログ

2020/08/22

戦前の日本は銀座あたりをモボ・モガが闊歩し、地下鉄やデパートや浅草の映画・見世物が大盛況で、「コドモノクニ」など児童向けも含めた出版も活況を呈し、豊かな時代だったことを紹介してくれる本かと期待して読み始めたんだけど、そういう面は前半1/3くらいだった。 選挙権や労働状況の改善を求...

戦前の日本は銀座あたりをモボ・モガが闊歩し、地下鉄やデパートや浅草の映画・見世物が大盛況で、「コドモノクニ」など児童向けも含めた出版も活況を呈し、豊かな時代だったことを紹介してくれる本かと期待して読み始めたんだけど、そういう面は前半1/3くらいだった。 選挙権や労働状況の改善を求める市民運動、「家の光」誌をとおした農村改善運動、新興宗教の隆盛など、さまざまな運動に関してだいぶ紙幅を割いていて、いまとなっては言論や運動が統制され不自由な時代と平板にとらえられてしまっている感がある戦前昭和が、実は人々が意識的に活発によりよい社会を目指して活動していた時代だったということを知った。それこそ現代をしのぐほどに。

Posted by ブクログ

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