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神饌 神様の食事から“食の原点"を見つめる
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 世界文化社 |
| 発売年月日 | 2011/03/14 |
| JAN | 9784418112029 |
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神饌
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
神社での神様へのお供え「神饌」について、有名神社を取材してまとめたものです。 写真も多く、見応え充分。 お祭りの本質が分かる一冊。
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突然ですが、ご存じでしょうか、「神様の食事」を。食事の内容は人間と同じで、さまざまないわれがあるそうです。ひとつ一つ丹精込められて作られるその由来を、『家庭画報』編集部が独占取材いたしました。ファーストフード、スローフード、孤食(こしょく)……など、食の多様化が広がる今、日本古来...
突然ですが、ご存じでしょうか、「神様の食事」を。食事の内容は人間と同じで、さまざまないわれがあるそうです。ひとつ一つ丹精込められて作られるその由来を、『家庭画報』編集部が独占取材いたしました。ファーストフード、スローフード、孤食(こしょく)……など、食の多様化が広がる今、日本古来の風習やよさを見直すときが来ているのかもしれません。 家庭画報編集部 http://www.kateigaho.com/ * * * 古来より、日本人は神々を崇(あが)め尊び慰めながら除災を願い、豊作豊漁を祈って祭りを行ってきた。それは、自然を畏怖し、天変地異を恐れたからである。 日本人が営んできた祭りは、神事と祭礼から成り立ち、私達が、目にする、あるいは体験する祭りは、氏子が神輿(みこし)を担いで町内を練り歩くというものであろう。しかし、神輿の前に、祭の中で最も重要な神事が執り行われていることはあまり知られていない。 祭りは、まず祭りに関係する人々が身を清め、神迎えをして神饌(しんせん)を供える。宮司(ぐうじ)による祝詞(のりと)が奏上され、一連の儀式の後に、神輿の渡御行列(とぎょぎょうれつ)が始まる。それが終わって、神様と人間が共食する直会(なおらい)が行われる。 その時に献供される神饌は、基本的には、酒の他に海川山野の季節のものの中から、人々が最も恩恵を受けた食物を、感謝を込め、神饌としてお供えしてきた。そして、直会は、「神様にお召し上がりいただいたものと同じものを共にいただくことで、神と一体感を持ち、神の霊力をいただき、神の御加護と恩恵にあずかることができる」とされてきた。それが直会である。神事や直会のない、ただ神輿を担ぐだけでは祭りとはいわないのである。 現行の神饌だが、明治4年(1871)以降の祭式次第に基づいて、内容も全国画一的な、いわゆる生饌(せいせん)の丸物神饌に変更された。それは、神様には清浄なものを奉らなければならないという考えからで、今日ではそれが一般的な神饌となっている。明治以前の神饌は、煮炊きや調理した、いわゆる「熟饌(じゅくせん)」あるいは「特殊神饌」といわれるもので、我々が日常生活の中で食べているものを捧げてきた。 明治4年を機に、神饌の内容は大きく変わったが、地方には、今も「熟饌」や「特殊神饌」を古式に則りながら作り続けている神社もある。 この「熟饌」や「特殊神饌」といわれる神饌は、日本料理の原点とも基本ともいわれるもので、その神様の食事である神饌と、それを奉る人々の心を知ることは、日本の食文化と“食”の歴史を、より一層深く理解することができるであろう。 今、「いただきます」「ごちそうさまでした」と手を合わせて食事をする人は何人いるだろうか。正しい箸の持ち方、使い方ができる子供はどれだけいるだろうか。インスタント食品、ジャンクフード、立ち食い、外食偏重、個食(家族がバラバラの食事)……、果ては農薬問題、狂牛病、口蹄疫、鳥インフルエンザ……、命と直結している“食”が、危機的な状況に置かれている。 また、現在の食卓の光景も、食べる喜びも、感謝する心もないままに、ただ空腹を満たすだけの食事となってきた。先述したように箸の正しい持ち方、使い方だけではなく、食卓は親から子へのしつけの場であった。食事の作法も他の動物にはまったくない、人間として存在する精神の根源をなす規律があったはずだ。しかし、近代化が進み、生活が豊かになり、簡便化が求められる時代を迎えて、人間としての誇りも品性も知性も未成熟のまま大人になっているようだ。それは基本的な体力もしかりであろう。 生命の源である“食”について、神様の食事である“神饌”を通して、見つめなおしてみたいと、「熟饌」あるいは「特殊神饌」を献供している18の御社(おやしろ)を訪ねた。~別冊家庭画報『神饌』より ※伊勢神宮の神饌がAmazonの「なか見! 検索(R)」写真のいちばん右に掲載されています。その写真は伊勢神宮の「日別朝夕大御饌祭神饌」。日別朝夕大御饌祭で献供される神饌は、究極の神饌といわれています。神宮に奉仕する人の手によって作られた御物を、神職が毎日御調理して神様にお供えします。右上から清酒三献、御水、御飯三盛、御塩、乾鰹、鯛、季節の果物、海藻類、季節の野菜。 * * * いかがでしたでしょうか。実はこちら、本書『神饌』のまえがき部分。食事とは、食卓に並ぶまでの過程とその命に感謝していただくものであることが改めて身に沁みますよね。「いただきます」のひと言がいとおしくなる瞬間を、次の食事で感じてみませんか。
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美保神社 薢 ヤマイモ科ヤマイモ属の植物。 山芋を細くしたようなひげだらけのもの。 『和名類聚抄』”味苦少甘無毒” 基金に見舞われたときの非常食。 このことに感謝して、神饌として納める。 『本朝食鑑』・・・薢は白鬚多く黄肉堅固で多寿のお祝いに、あるいは、海の幸の海老に似ていることから、正月の蓬莱飾りに用いていた。 つる、いもは天日を求めるように伸びて、蔓にも薯にも天の霊威がこもっているので、天日の霊威そのものを象徴する呪物として、神饌の加護に納められたのではないか。
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