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大陸の細道 講談社文芸文庫スタンダード
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/03/12 |
JAN | 9784062901185 |
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大陸の細道
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私小説。 昭和19年暮れから満州に開発公社の広報として渡った文士の 苦労やら現地での友情を描く。 渡満したのは昭和19年の暮れで、到着したら、やれ防寒着が届かない、部屋のストーブは効かないと極寒にさらされて喘息を起こし、ようやく冬を乗り切ったと思ったら、日本は敗色濃厚、連絡の手...
私小説。 昭和19年暮れから満州に開発公社の広報として渡った文士の 苦労やら現地での友情を描く。 渡満したのは昭和19年の暮れで、到着したら、やれ防寒着が届かない、部屋のストーブは効かないと極寒にさらされて喘息を起こし、ようやく冬を乗り切ったと思ったら、日本は敗色濃厚、連絡の手段さえ途絶する。 そして夏にはロシアが宣戦布告し南下してくるとのことで、42歳にして現地召集にあってしまう・・・。 戦争末期、満州の混乱や当時の現地日本人の置かれた状況が垣間見えるが、全て主人公のユーモアを通して読者はその姿を見ることになる。 どんなに心細い地にあろうとも、人と人との交流はいつでも可能で、降りかかってくる事態をどう解釈し、どう世界を見るのも自由。 飄々と強かに生きた時代人と満州の風景を、眼前に迫る思いで楽しく読めた。
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