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夜の真義を
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夜の真義を

マイケルコックス【著】, 越前敏弥【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2011/03/10
JAN 9784163299907

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商品レビュー

3.8

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2021/06/13

時は1854年英国、宿敵フィーバス・ドーントに復讐を遂げるため、予行演習として無関係な一般人を殺めるエドワード・グライヴァー。 ことの発端は突如イートン校を追われることになったフィーバスのエドワードに対する謀略。 イートン校追放後は母の親友が残してくれたというまとまった金をつな...

時は1854年英国、宿敵フィーバス・ドーントに復讐を遂げるため、予行演習として無関係な一般人を殺めるエドワード・グライヴァー。 ことの発端は突如イートン校を追われることになったフィーバスのエドワードに対する謀略。 イートン校追放後は母の親友が残してくれたというまとまった金をつなぎに身寄りのない人生を逞しく生き延び、ロンドンの法律事務所の裏仕事で才覚を現す現在に至る。 これまで通過してきた様々な出来事が其処かしこで絡み合いエドワードの人生はフィーバスへと引き戻されていく。 己の生きるはずだった人生に思いを馳せるあまり、執着し、半ば狂気に駆られる男の一大復讐譚。 裏稼業で生計を成すだけに用意周到、緻密かつ冷静にことを運ぶのかと思いきや、どちらかというと思い立ったが吉日的な猪突猛進タイプで、忍び寄る敵に気づかなかったり、色仕掛けにまんまと陥ったりと抜かりありまくりな顛末。 ただ、それ故にエドワードの一心不乱な狂気が助長され、何とも言えないノワール感を醸し出す。 母の手紙に託された本当の幸福とは何かという命題に心を打たれ、正気に返るどころか微塵も心を動かされず、地位の奪還に固執するあたりに復讐心の罪深さを感じた。

Posted by ブクログ

2018/04/11

読み始めは 何と独りよがりの主人公だろう・・・ と思ったのですが 段々引き込まれました。 哀しい結末だけど これしかないわよね。 現代に書かれたヴィクトリアン・ノワール? ロンドンの街の描写も田舎の様子も  ディケンズの小説を彷彿させて 上手いわァ。 翻訳でも 元々の文体は重厚...

読み始めは 何と独りよがりの主人公だろう・・・ と思ったのですが 段々引き込まれました。 哀しい結末だけど これしかないわよね。 現代に書かれたヴィクトリアン・ノワール? ロンドンの街の描写も田舎の様子も  ディケンズの小説を彷彿させて 上手いわァ。 翻訳でも 元々の文体は重厚だと感じられるのも凄い。 本好きの登場人物が多いので蘊蓄も多くて 面白かった。

Posted by ブクログ

2014/07/19

19世紀のロンドンや、郊外の古い大邸宅とか、好きな人には楽しいと思う。 本当に古い時代の人が書いているようで、面白い。 20話くらいでBBCとかでドラマ化しないかな。

Posted by ブクログ

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