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活動家一丁あがり! 社会にモノを言うはじめの一歩 NHK出版新書
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活動家一丁あがり! 社会にモノを言うはじめの一歩 NHK出版新書

湯浅誠, 一丁あがり実行委員会【著】

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活動家一丁あがり! 社会にモノを言うはじめの一歩 NHK出版新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2011/03/10
JAN 9784140883433

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商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2011/09/17

この新書が出たのが、ちょうど震災直前だった。よって、まったく注目されないまま五ヶ月が過ぎている。ここには湯浅誠の『活動家論』が書かれている。 それと同時に、NHKスペでも一度やったと思うが、もう三年目を迎えている湯浅たちが始めた「活動家一丁あがり!講座」の活動記録が残されてい...

この新書が出たのが、ちょうど震災直前だった。よって、まったく注目されないまま五ヶ月が過ぎている。ここには湯浅誠の『活動家論』が書かれている。 それと同時に、NHKスペでも一度やったと思うが、もう三年目を迎えている湯浅たちが始めた「活動家一丁あがり!講座」の活動記録が残されている。 会社人間に疑問を持った女の子、派遣切りされた青年、人工授精によって生まれた子供の声を伝えたいと明確な意思を持って講座に参加した女性、等々さまざまな『若者』が参加しているこの講座の内容よりも、彼らの『成長』がまぶしい。 この本は注目されなかった。けれども、世の中は確実に「活動家」という意味の『転換』がなされているきがする。 湯浅たちがこの講座を立ち上げた動機は、単純である。かって学生運動をしてきた年配の人たちは「今の若者はこんなにひどい目に遭っているのにデモのひとつも出来ない」と嘆く。しかし、若者たちはそのデモのやり方さえ知らないのである。だから、居酒屋で管を巻くこともできなくなった若者たちはネットにはけ口を求める、それさえも求められなくなったとき秋葉原事件が起きる。 そもそも「活動家とは何か」「活動として何をしたいのか」「活動してどうだったか」。 湯浅さんは「活動家」をこのように定義する。 私は一言で言えば「場をつくる人」だと定義している。活動家といえば、デモ、ストライキ、集会、街宣……と、経験のない人は物騒に感じ、どうしても敬遠したくなる言葉を連想するだろうが、それらはすべて、場をつくり、場への参加を呼びかける行為にほかならない。その「場」とは、人々が受け容れられる場、立ち上がる力を身につける場、自由な意見交換が担保され、アイディアが湧き出す場だ。 「活動家」という言葉を使いながら、そのイメージを変えようと思った。 と、述べているように湯浅が「活動家」を名乗るのはかなり「自覚的」「戦略的」である。私は湯浅のこのような発想が大好きだ。 この講座は、(当たり前だが)松下政経塾みたいな「活動家のエリートを育てる」塾ではない。みんなすこしづつ何かを掴み、卒業していく。 かつて加藤周一は、日本社会の特徴を労働組合や政党など大きな社会批判組織は弱いが、一方では無数のコミュニティ組織があることの強みを指摘した。そして、それを活かす方法として「九条の会」を立ち上げた。 日本には若者組等々の伝統もある。「活動家」はいつでも育つだろう。もうすこし「自覚的」になれば。

Posted by ブクログ

2011/06/15

珍しく一気読みでなく読了。以前であれば、動く人には金子郁容「ボランティア」が必読でしたが、現代ならこういう意識が必要だと得心。私も、その一人になります。

Posted by ブクログ

2011/04/26

「この人の発言は、すごく力があり、心に響いてくる」と感じさせる人。 そのひとりが、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんです。 湯浅さんたちが開催したアジア太平洋資料センター(PARC)の特別講座の記録をもとに、「活動家」についてまとめたのが本書「活動家一丁あがり 社会にモノ言...

「この人の発言は、すごく力があり、心に響いてくる」と感じさせる人。 そのひとりが、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんです。 湯浅さんたちが開催したアジア太平洋資料センター(PARC)の特別講座の記録をもとに、「活動家」についてまとめたのが本書「活動家一丁あがり 社会にモノ言うはじめの一歩」。 「活動家」というと、ちょっと危険なイメージをもってしまいそうですが、湯浅さんによると、『より生きやすい「場」をつくる人=活動家』。 今、目の前にある現状に対して、「なにか、おかしい」「もっと、こんなふうだったらいいのに」と感じ、行動を始めた人は、すでに「活動家」といえそうです。 湯浅さんによると、 『場をつくる人としての活動家は、言うべきことは言うが、ただ言っているだけではない。自分の言っていることにカタチ(場)を与える。活動家は不平家とも違うし、理論家とも違う。「言うこと」よりも、「つくること」のほうが難しいのを知っている。「言うこと」は一人でできても、「つくること」は一人ではできないことが多く、そうである以上、いろんな人との接点を見出しながら、ときには妥協しつつ合意形成しながらやるしかないからだ。』 『活動家とは、「場」をつくることを通じて多くの人に気づきの機会を与え、変化のスピードに遅れすぎないよう社会を引っ張っていく存在である。だから活動家は、その活動が特定の誰かを対象にしていたものであったとしても、特定の誰かのためだけのものではない。社会全体のためのものであり、社会の持続可能性をつくるものだ』 活動家のひとり、川添誠さん(反貧困たすけあいネットワーク代表)は、言う。 『新しいことを始めるというのは一人の活動家の発案だとしても、それを実現するのは孤立した活動家ではない。活動家にとってまず必要なのは社会を変えたいという熱意だが、それだけでは足りない。仲間とつながることのできる活動家だけが、新しい社会運動をつくることができる。そして、活動家にとってもっとも必要なことは、一人では何もできないという自覚だ。仲間とつながりながら、どのような新しい状況に直面しても考えることをサボらないのが活動家だと私は思う』 ただし、活動家は特別な人ではありません。 派遣切りの経験から活動家となった人鈴木重光さんは、 『まずは自分の身の回りのことや周囲の人たちに思いを馳せ、その(人たちの)ために何ができるのかを考える。そしてその一市民たちが、今の生活を少しでも良い方向に変えていこう、と声を上げて集まることが何よりも必要だと信じている』 私なりに整理をすると、 ① 社会・現状について「もっと、こうしたい」「こうありたい」という思いがあること ② 思いをもっているだけでなく、行動を起こしていること ③ 一人ではなく、同じ思いを抱く仲間とつながり、ともに行動していくこと こうしたことができるのが「活動家」であり、その活動は、周囲の人や社会のなかで影響力をもつのだと思います。 思い、行動、人とつながる。 考えてみれば、とてもシンプルなことです。 でも、これをコツコツと積み重ねていくことに価値があると感じています。

Posted by ブクログ

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