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暁英 贋説・鹿鳴館 徳間文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2011/03/15 |
JAN | 9784198933197 |
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
北森氏の遺稿に相応しい壮大な物語。 どこまでが史実でどこからが創作なのか判断する知識がないものの、維新の時代に生きる日本人の希望と苦悩、政府お抱え外国人から見た新生日本の抱える矛盾が、力強く描かれている。 最後にどう結論付けるのか、決して知ることができないのが残念で仕方がないです...
北森氏の遺稿に相応しい壮大な物語。 どこまでが史実でどこからが創作なのか判断する知識がないものの、維新の時代に生きる日本人の希望と苦悩、政府お抱え外国人から見た新生日本の抱える矛盾が、力強く描かれている。 最後にどう結論付けるのか、決して知ることができないのが残念で仕方がないです。
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北森鴻・無念の絶筆作品。 って、そうか、途中で終わってしまうのね。おおよその話に決着はついているけど、やはり最後まで読みたかった。
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鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルは、その日本贔屓が昂じて河鍋暁斉に弟子入りし、本のタイトルにある『暁英』という雅号をもらう。 鹿鳴館は井上薫が近代日本の威信をかけて作らせた迎賓館だが、その和様折衷に加えてコロニアル様式さえ含んだ奇妙な建築様式に関して、外国からの評判は...
鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルは、その日本贔屓が昂じて河鍋暁斉に弟子入りし、本のタイトルにある『暁英』という雅号をもらう。 鹿鳴館は井上薫が近代日本の威信をかけて作らせた迎賓館だが、その和様折衷に加えてコロニアル様式さえ含んだ奇妙な建築様式に関して、外国からの評判は辛辣で、結果として日本の威信を失墜させ揶揄の対象となった。 更に奇妙なことに鹿鳴館の資料は極端に少なく、その設計図さえ残っていない。それはなぜなのか。 また、なぜ日本贔屓のはずのコンドルが、あえてそんな建築物を造ったのか。 極端な西洋化を推し進める日本と、日本の植民地化を目論む列強諸国の狭間で板挟みになるコンドルの目的は一体何なのか… 残念な事に北森さんはこの本を書きあげるまえに急逝してしまった。構想のなかでは結末は決まっていたはずなのに、それを知るすべはない。 大好きな作家さんでお会いした事もあるだけに、本当に残念で仕方ない。
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