英語以前に身に付けたいこと グローバル時代を生き抜く知恵とスキル 日文新書

坂東眞理子【著】

• 販売会社／発売会社: 日本文芸社
• 発売年月日: 2011/02/24
• JAN: 9784537258202

商品レビュー

2013/01/15

以下本の中で、書き留めておきたい文を抜粋。子供が大きくなったらまた読み返したい。

中国、韓国などの若者は、グローバルに通用する人材になろうと、今真剣に努力しています。
それに比べ、日本人の「内向き度」がここに来てさらに深刻になっているようだとの指摘である。
　その理由として、アジアの成長におびやかされ自信を失う一方で、日本の外の世界は競争が厳しい。
食べももおいしくない。　日本にいる方が居心地が良いと日本にしがみつく「鎖国的な気分」が強くなっているようです。

2011/08/14

女性初の総領事（豪州ブリスベーン）を務め、現在は昭和女子大学学長の坂東眞理子氏が、グローバル時代を生き抜くための「英語以外（以前）」のスキルについていろいろ書いている本。この著者は、「女性の品格」という本を書いていることからも分かるように、伝統や慣習を重んじるちょっと古風な感じの方ではあるが、それだけに、日本の組織を背負って海外に出ていく場合に何を重んじるのかという観点で読むと、重要な教えがたくさん詰まっている。プライベートで海外に滞在するだけなら、本書の内容はあまり気にしなくていいのかもしれない。

私自身、会社の海外派遣制度に応募していたこともあり（選考で落ちたけど）、本書の内容を自分に照らし合わせながら読むことができた。その結果、私は組織を背負った海外派遣にもっとも向かない人種である、という結論に落ち着きそうなのだが、どうしたものだろう？「丈夫な体を持つ」「繊細すぎない」ってすでにアウトっぽいし、「現地の人と食事をしたら、何を出されても笑顔でおいしく食べる」「パーティに呼ばれたらできる限り参加し、会場では上目づかいで笑顔で振る舞う」なんて私には絶対に無理だ。ありえない。あと、「現地のマフィアに食い込め」という記載もあったが、それは日本にいても必要かもね。（マフィアとは暴力団やヤクザを表す用語とは異なるが、まあ似たようなものではある）

だいたい、「ご飯を食べる」「他人に興味を持つ」が人生の二大無関心事項である私にとって、上述のようなことを求められても困るのである。まさに「英語以前」のコミュニケーション能力が問われている。

2011/04/29

タイトルに惹かれ購入。一部には痛いところを突かれたりもしたが、全体的に外国賛美にしか取れない内容が多く感じられた。
負の面が見えてこない。一度読んで見て判断した方がいい