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若者はなぜ「就職」できなくなったのか? 生き抜くために知っておくべきこと
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本図書センター |
発売年月日 | 2011/02/25 |
JAN | 9784284304443 |
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若者はなぜ「就職」できなくなったのか?
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商品レビュー
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19件のお客様レビュー
巻末にブックガイドあり。 新卒で正社員という道は相当狭き門になっている。 今の大学のキャリア教育というのは、その狭き門に無理矢理ねじ込もうという何とも付け焼き刃的な方法。 どちらにしても正社員になれる人数は限られているわけだし、実はナンの解決にもなっていない。 大学をはじめと...
巻末にブックガイドあり。 新卒で正社員という道は相当狭き門になっている。 今の大学のキャリア教育というのは、その狭き門に無理矢理ねじ込もうという何とも付け焼き刃的な方法。 どちらにしても正社員になれる人数は限られているわけだし、実はナンの解決にもなっていない。 大学をはじめとする教育機関は、学生を正社員にするにはということに固執するのではなく、もっと別の視点から若者の就業について考えていかなくてはならない。 例えば、正社員になれない(なれなかった)若者への支援方法。 また、将来、正規非正規を問わず働くに当たって知っておかないと泣き寝入りするはめになるようなこと(労働基準法など労働者を守ってくれるしくみなど)。
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教育の専門家による大学の教育論。教育の見地から大学教育について、よく研究されており正しい分析がなされていると思われるが、国家としての視点が欠けているため、教育者による教育論にとどまっており、ひとりよがりの感じがする。「社会の他のサブシステムとの関係をとらえて教育を論ずる」と言いな...
教育の専門家による大学の教育論。教育の見地から大学教育について、よく研究されており正しい分析がなされていると思われるが、国家としての視点が欠けているため、教育者による教育論にとどまっており、ひとりよがりの感じがする。「社会の他のサブシステムとの関係をとらえて教育を論ずる」と言いながらも、この考察は不十分である。現在の日本が置かれている危機的状況からいえば、多くの非正規労働者まで救済する余裕はない。本当は、老人に対する社会保障を切り詰め若者の教育に予算を回すべきであろうが、政治家にそれを求めるのは無理であろう。企業は優秀であれば外国人でも雇用するわけで、日本人だからといった特権はない。日本の若者も、世界に通用する資質を涵養するしかないのであって、それを手助けするのが大学であろう。世界大学ランキングでおそまつな結果しか残せていない日本の大学教育の関係者は危機感を全くもたない能天気な既得権益者としか思えない。政府を批判する前に大学自らが工夫し、世界に誇れる教育を行ってもらいたいものだ。 「最終的にに正社員になれなかった者のキャリア設計については、ほとんど目が生き届いていない」p164
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著者の問題意識には同感だし、論旨も全体的に異論はないのだけど、世間の多くの意見とはすれ違うんじゃないかなあと心配。 まあそのへんはこういう本をたくさんだして、ちょっとずつ啓蒙していくしかないのかな。
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