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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | あすなろ書房 |
発売年月日 | 2011/02/19 |
JAN | 9784751522196 |
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商品レビュー
3.3
6件のお客様レビュー
物語の舞台設定がいい。4人の男たちが駅舎で恋物語を順番に語る。列車が来たら皆思い思いに去っていく・・・
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作者のブーダディヴァ・ボース(1908-1974)は、著名なベンガル人作家であり、ベンガルのモダニスト運動のリーダーであったらしい。ボードレールやヘルダーリン、リルケなどの詩をベンガル語に翻訳したという。 本書は、インドがまだ英国領だった頃を時代背景に描かれている。 北部のベンガル地方で、列車の貨物脱線事故がおこり、乗っていた列車から下ろされ、停車した駅の待合室で夜を明かすことになった4人の男たち。その男たちの恋バナで構成されているのが本書なのだ。 偶然のめぐり合わせで、人生の一夜だけを共に過ごすことになった中年男4人。 見ず知らずの人たちにどんな恋の話をするのか。時代が変わっても国が変わっても若い頃の恋の思い出は甘酸っぱい。 しかし、当時のインドの恋愛事情や、結婚事情は単純なものではなかった。そのあたりのことも小説を通して伝わってきて興味深い。 男たちは、夜明けとともに一夜の連帯感がなかったかのように、今のそれぞれの人生に戻っていく。 列車は動き始める。
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1951年に書かれたという、オムニバス短篇集。 一家に学問の箔をつけたいと画策する母親と、それに翻弄される息子の苦い思いを描いた「片思い」、町をあげての観劇会の帰路、その漆黒の闇が印象的な「憧れ」、裕福な美しい少女に対する、貧しい少年たちの痛々しいほどの献身ぶりを描いた「幼なじ...
1951年に書かれたという、オムニバス短篇集。 一家に学問の箔をつけたいと画策する母親と、それに翻弄される息子の苦い思いを描いた「片思い」、町をあげての観劇会の帰路、その漆黒の闇が印象的な「憧れ」、裕福な美しい少女に対する、貧しい少年たちの痛々しいほどの献身ぶりを描いた「幼なじみ」 設定は様々だが、身分や貧富の差という因習に阻まれて成就することのなかった想い、いわば永遠の片思いが描かれて、地味な味わいだけれどもしみじみする。 医者が自分の結婚の顛末を語った「結婚」だけは、イギリスのユーモア小説風でちょっと異質。 My Kind of Girl by Buddhadeva Bose
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