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王朝文学の楽しみ 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2011/02/18 |
JAN | 9784004312949 |
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王朝文学の楽しみ
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
王朝文学のおもしろさについて著者の考えが述べられているエッセイです。 著者が歌人ということもあってなのか、本書は『古今和歌集』の魅力を語ることからはじめられています。正岡子規によって否定された古今集ですが、著者は王朝の歌人たちが宮廷での生活においてどのようなたのしみをあじわって...
王朝文学のおもしろさについて著者の考えが述べられているエッセイです。 著者が歌人ということもあってなのか、本書は『古今和歌集』の魅力を語ることからはじめられています。正岡子規によって否定された古今集ですが、著者は王朝の歌人たちが宮廷での生活においてどのようなたのしみをあじわっていたのかということを示すものとして、その「歌」をとらえなおします。そして、このような古今集の魅力は、王朝文学に書きつづられた人びとの感受性と密接につながっていると主張します。 著者自身の体験談を織り込みながら、『土佐日記』『蜻蛉日記』『和泉式部日記』『伊勢物語』『源氏物語』『枕草子』などの作品がとりあげられ、さらに王朝文学における美意識の終焉を示す『新古今和歌集』にまで説きおよんでいます。 途中、有職故実の研究で知られる石村貞吉のもとで学んだ経験をもつ著者が、王朝文学をあじわうための基本的な知識を解説している章もあるのですが、いわゆる大学受験の「古文常識」の復習のようにも感じてしまいました。それよりも、著者の王朝文学のたのしみかたについて、もっと語ってほしかったという気がします。
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平安時代の古典文学に触れる本です。 少し古典の知識があって読むと楽しめるかと思います。 古典はフィーリングと思っていますが、本文で訳がほしいと感じたところもありました。 古典の授業を爆睡していたら、本書だけじゃあわかりずらいかもです。 源氏物語にたくさん触れてくれているのが...
平安時代の古典文学に触れる本です。 少し古典の知識があって読むと楽しめるかと思います。 古典はフィーリングと思っていますが、本文で訳がほしいと感じたところもありました。 古典の授業を爆睡していたら、本書だけじゃあわかりずらいかもです。 源氏物語にたくさん触れてくれているのが好みです。和歌を使って末摘花や近江の君の無教養さを表現した紫式部はすごいと思います。 「暮らしの背景」で平安時代の様子も簡単に捉えることができ、マメ知識が増えました。
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とても分かりやすい。 新書や古典にまだ慣れていない人にとっては入門書にもなりうる。 内容としては、仮名成立~紫式部・清少納言~古今和歌集、そして王朝の生活などについてが著者の見解も含めながら、とても易しく解説されていた。 けれどある程度古典に触れてきた人にとっては少し物足りない印...
とても分かりやすい。 新書や古典にまだ慣れていない人にとっては入門書にもなりうる。 内容としては、仮名成立~紫式部・清少納言~古今和歌集、そして王朝の生活などについてが著者の見解も含めながら、とても易しく解説されていた。 けれどある程度古典に触れてきた人にとっては少し物足りない印象もある。 わたしも実際趣味で1年半ほどちまちまと、そしてここ2ヶ月みっちり古典勉強をしただけの身だが、知っている知識の方が多かった気がした。 なので新たな発見は勿論あったのだが、もう少し掘り下げてあるものが読みたいという気持ちに駆られた。 けれど、逆に言うと、新書や古典に関して苦手意識を持っている人、又、古典(平安期)に触れていく際にどこから手をつければいいのか悩んでいる方にとっては、うってつけの本なのかな?とも思った。
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