寒くなると肩を寄せて ビームC

鈴木健也(著者)

• 販売会社／発売会社: エンターブレイン発行角川グループパブリッシング発売
• 発売年月日: 2011/03/14
• JAN: 9784047270503

商品レビュー

2019/06/18

鈴木健也氏の作品『寒くなると肩を寄せて（2011）』を読みました。　”ジゼルとエステル”が切なかった。

2012/08/21

悩んだり、苦しんだり、悲しかったり、そういうのがいっぱいあって、でもやっぱりそれだけじゃないよね、って思えた。うまくできないけど、どうにかなる。大切にしてほしい。大切にしたい。

2012/03/04

食虫、双生児、マゾヒズムなど
性的倒錯を孕む題材。
幾重の線を重ねる
執拗な背景の描き込みと
衣類や髪、口元などの
フェティッシュな描写。

著者の作家性というか
人間性というか
そんなもんが垂れ流れてる短編集。

中でも「虫の味がする」が
一番良かったです。

虫を食べる女の子への
生温かい、際どい興奮に
焦点を当ててるけれど
髪を掻き上げる「癖」を
そのコに持たせてるのが秀逸。
作品に漂うエロさに深みを与えてました。
素晴らしかった。

まあなんて言うか
この人
俺と
同じかもしれない
という
淡く
少し
くすぐったい
共感
なんです。

作家として好きになれそうです。
ありがとうございました。

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しかしアレですね
「こんな日常でも、出口があると信じてる」
でしたっけ？帯のコピー。
…本売るって大変ですね。