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屍集めのフンタ
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屍集めのフンタ

フアン・カルロスオネッティ【著】, 寺尾隆吉【訳】

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屍集めのフンタ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 現代企画室
発売年月日 2011/01/31
JAN 9784773811018

屍集めのフンタ

¥1,815

商品レビュー

3

3件のお客様レビュー

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2019/02/03

架空の街サンタマリアに娼館ができ、なくなるまで。しかし余りにうっすい。そういう天幕が張られてるというだけ。主要人物は自分の内面との闘いで忙しい。文章に一度も暑い、と記載されてないが皆暑さにやられている。この街では年齢はないもの。暑さの前では誰もがよぼよぼになってしまう。私もただた...

架空の街サンタマリアに娼館ができ、なくなるまで。しかし余りにうっすい。そういう天幕が張られてるというだけ。主要人物は自分の内面との闘いで忙しい。文章に一度も暑い、と記載されてないが皆暑さにやられている。この街では年齢はないもの。暑さの前では誰もがよぼよぼになってしまう。私もただただ本から流れ出る埃まみれの熱風に身を委ねていて、本を読んでること時々思い出すが、暑さの前で人はこう思う。やらなくちゃいけないことはわかってるけど、今日はまだいいや。そして何もかもが取り返しがつかなくなる。そしてそれもわかってる。

Posted by ブクログ

2016/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初めての売春宿ができた、 実はさほど敬虔でもない街の騒動物語 ^^; 投げやりな登場人物ばかりで気楽な街だわ、サンタ・マリア〜作者はラ米(ウルグアイ)作家ですが、マコンドよりはヨクナパトーファに近い雰囲気です。 −そして修道院学校の寄宿生活。 痩せこけて寂しくて、これ以上ないほど孤独な時代よ。 まだ胸も大きくなってはいないけれど、秘密を感じ始めて とまどう年頃。 実はみんな同じだったから、別に突飛なことではなかったのよね。 でも、他の子たちは違っていたと思う。 ほとんどみんな綺麗で、嫉妬深くて、ずる賢くて、 それに嘘つきだった。 これはきっと私もそうだろうけど、みんな遊び半分で、 女だけに許される回りくどく辛抱強いあの生き方を試していた。 ・・・「女だけに許される回りくどく辛抱強いあの生き方」。うーん。

Posted by ブクログ

2014/01/25

架空都市「サンタマリア」の市議会で、廃案にすることがお定まりになっていた、売春宿設置許可が通ったことから起こる波紋を描く物語。禁忌がある種の熱病のように、徐々に着実に町の中で生存権を主張していく描写は、よかった。 物語は終始、静的な叙述と、やや夢世界的なイメージの積み重ねによって...

架空都市「サンタマリア」の市議会で、廃案にすることがお定まりになっていた、売春宿設置許可が通ったことから起こる波紋を描く物語。禁忌がある種の熱病のように、徐々に着実に町の中で生存権を主張していく描写は、よかった。 物語は終始、静的な叙述と、やや夢世界的なイメージの積み重ねによって、緊張感を醸成してゆく。しかし人物に魅力が乏しい気がして、その点が残念。

Posted by ブクログ

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