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好かれようとしない 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/02/14 |
JAN | 9784062768740 |
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好かれようとしない
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商品レビュー
3.5
32件のお客様レビュー
各章のタイトルは秀逸。 主人公の女性にはなかなか感情移入できず「拗らせてんなあ〜」という導入後からの、愛嬌チラリで「でも、可愛いのかも?」と思わされ、「ふーん、可愛いトコあるじゃん」と、少し歩み寄ったかと思うと女同士のマウント合戦を見せられて「うわ……地雷案件」と距離を取りたくな...
各章のタイトルは秀逸。 主人公の女性にはなかなか感情移入できず「拗らせてんなあ〜」という導入後からの、愛嬌チラリで「でも、可愛いのかも?」と思わされ、「ふーん、可愛いトコあるじゃん」と、少し歩み寄ったかと思うと女同士のマウント合戦を見せられて「うわ……地雷案件」と距離を取りたくなる。 読み手によってかなり印象は変わる作品。 主人公が一目惚れする鍵屋の男も最初はさっぱりとした爽やかさ、途中から狡猾な色気、そして「うへぇ」というなんとも落ち着きのない、実に人間臭い部分を見せつけられて、この「カッコいいじゃん」と「は? なんだ、コイツ」を行き来させられる。 途中から「なるほど」と納得も行くし、コミカルな部分も多くて、ちょっとしたラブコメ映画が脳内再生される感じ。 個人的には大家さんが素敵だと思ったけど、よく考えてみると大家さんは自覚して、自白しているし、過去の話だからなんとなく受け流せるけど、なかなかにえぐい色恋の流れがあって、登場人物はほどよく美しく、愛らしく、忌々しく、哀れ。 大きくネタバレではないと思うけど、最終的には全てが落ち着くところへ落ち着いていく感じ 同作家さんの他の作品を読んだことがないので、手探り感だけど、呼吸とリズムは自分とは馴染めた。 表示と内容から若い女性向け作品かなという感触で、どこかそわそわする、落ち着かない作品だった。
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なかなか読み進められなかったけど、 読み終わったら「あーあっというまだったなー」となった。 最初は麻里も大家も落合もヒロエも嫌な人ーとおもってたけど、 読み終わるころには、なんか好きになっていた。 最後がよかったなー 最後の鍵屋の言葉がよかった
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恥がかけない、必死になれない女性・風吹が、一目惚れをきっかけに足掻くようになる、そのみっともなさこそが人間臭くて魅力的。
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