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歌集 ひとさらい
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歌集 ひとさらい

笹井宏之(著者)

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歌集 ひとさらい

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 地方小出版流通センター
発売年月日 2011/01/01
JAN 9784863850460

歌集 ひとさらい

¥1,375

商品レビュー

4.3

20件のお客様レビュー

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2026/06/10

笹井宏之さんの歌集ですね。 26歳の若さで亡くなった、第一歌集です。 「未来会」に入会して、賞も取り、これからという嘱望されての逝去に惜しむ声は多いですね。  遺作の第二歌集『てんとろり』を先に読んで、『ひとさらい』も読みたくなりました。 ひとさらいのさらいは、ドブさらいのさらい...

笹井宏之さんの歌集ですね。 26歳の若さで亡くなった、第一歌集です。 「未来会」に入会して、賞も取り、これからという嘱望されての逝去に惜しむ声は多いですね。  遺作の第二歌集『てんとろり』を先に読んで、『ひとさらい』も読みたくなりました。 ひとさらいのさらいは、ドブさらいのさらいだそうです。「人のこころをさらう、浄化する」という意味だそうです。  ふわふわを、つかんだことのかなしみの    あれはおそらくしあわせでした  猫に降る雪がやんだら帰ろうか    肌色うすい手を握りあう  初めての草むらで目を丸くして    何かを思い出している猫  鞄からこぼれては咲いてゆくものに    枯れないおまじないを今日も  父さんが二百メートルほど先の    いくさで子猫ひろって帰る  ひまわりの顔がくずれゆく町で    知らないひとにバトンをわたす  日時計のまわりでわらを編んでいる    いのちがついにかたちをとった  ブレーキにさわってみたら思想だと    気がついたとき晴のち曇り  食卓にもみじの苗が二、三本    あがっていたらそれは希望です  象徴詩の短歌をすっきりと歌えあげる、清々しい若さの歌集に、美しさを見出しますね(=^・^=)

Posted by ブクログ

2026/05/05

31音の入り口の奥に、想像が追いつかないくらい広大な世界がある。その全てをはかり知ることはできないまま、ひとつひとつの歌にただひたすら圧倒されている。 わたがしであったことなど知る由もなく海岸に流れ着く棒 愛します 眼鏡 靴紐 ネクターの桃味 死んだあとのくるぶし 「ねえ...

31音の入り口の奥に、想像が追いつかないくらい広大な世界がある。その全てをはかり知ることはできないまま、ひとつひとつの歌にただひたすら圧倒されている。 わたがしであったことなど知る由もなく海岸に流れ着く棒 愛します 眼鏡 靴紐 ネクターの桃味 死んだあとのくるぶし 「ねえ、気づいたら暗喩ばかりの中庭でなわとびをとびつづけているの」 無菌室できみのいのちは明瞭な山脈であり海溝である のみこんでしまえばさらにまっとうに冬の地表へ近づくパスタ

Posted by ブクログ

2025/12/27

笹井宏之の第一歌集。 大陸間弾道弾にはるかぜのはるの部分が当たっています 拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません 天井と私のあいだを一本の各駅停車が往復する夜 三万年解かれなかった数式に雪を代入する渡り鳥 空と陸のつっかえ棒を蹴飛ばしてあらゆるひとのこころをゆる...

笹井宏之の第一歌集。 大陸間弾道弾にはるかぜのはるの部分が当たっています 拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません 天井と私のあいだを一本の各駅停車が往復する夜 三万年解かれなかった数式に雪を代入する渡り鳥 空と陸のつっかえ棒を蹴飛ばしてあらゆるひとのこころをゆるす 無菌室できみのいのちは明瞭な山脈であり海溝である うしなったことばがひざをまるくして(ことばのひざはまるいんですよ)

Posted by ブクログ

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