見せるだけで売れてしまう「事例広告」の方法

村中明彦【著】

• 販売会社／発売会社: ダイヤモンド社
• 発売年月日: 2011/02/03
• JAN: 9784478005972

商品レビュー

2021/12/19

実体のない商品をどう売るか。それには実際に商品を使用しているユーザーの声を実体化すればいい。そうすれば自分に合った商品かを判断できる。IT業界で一般的な事例広告はそういう発想で始まった。現在では事例広告だらけでIT製品を選んでもらうにはもうひと一工夫ふた工夫が必要となっている。翻ってほかの業界に目を向ければ事例広告は目新しい手法であるという。その着眼点と横展開が本書の面白いところだ。具体的な事例広告の作成の仕方もあるので、特に中小企業や個人事業主の方で効果ある広告に困っている方は試してみるとよいかもしれない。

2016/02/06

自社の製品をアピールするには、自我自賛の商品アピールよりも、一般の人が購入した感想（事例広告）を交えて相手に伝えれば、売り上げが何倍も上がる可能性があるという内容でした。
確かに、そのとおりだと思うが、やらせではなく、事例広告に協力してくれる人を探すのも大変だなと感じた。

2015/08/31

また、今期も売上をどうやってたてるか
悩まないといけません。

どうすれば、売上不足になやまなくても
いいようになるのか？

本日ご紹介する本は、

通常広告と事例広告の違いを説明し、
いかに事例広告が売上UPに有効な手段であるか。
また、その活用法を論じた１冊。

ポイントは
「疑似体験」

ものを売るための最強の手段は、デモ品を見せ、
使ってもらい、実際に体験してもらうこと。

そこで満足がいけば、スムーズに注文につながります。

しかし,すべての商品のデモ品を用意することは不可能です。

そこで、事例広告によって、実際の使い勝手を少しでも
疑似体験できれば、信用度もあがるというものです。

「顧客視点」

通常の広告は、自画自賛的なものになります。
しかし、事例広告は、お客様が実際に使用した事例です。

そのため、顧客視点での記述となり、
感覚的に信頼度がアップするものです。

「営業力」

営業力＝営業行動量×営業の質×デモ品

デモ品がお客様のほしがるものであれば、
売れます。

デモ品そのものがなくても、
それがお客様のどういうことに役に立ったのか
という資料があれば、デモ品の代わりになり、
営業力はアップします。

「資産」

資産は、将来の収入を生み出すものです。
一度よい事例広告を作れば、同じものが翌年も使えます。

デモ品を作ると、それは会社の資産ですが、
事例広告もりっぱな会社の資産になります。

労力をかけても作る価値はあります。

本書では、事例広告の具体的な例や、作り方が書かれています。

ぜひ、読んでみてください。

◆本から得た気づき◆
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ものを売る最強の手段は、サンプルを見せ、使わせること
営業力＝「営業行動量×営業の質×サンプル」
広告事例は。良質な商品サンプル
１人の１００歩より、１００人の１歩
事例広告をＨＰ上に大量掲載することで、優良な顧客だけを呼び寄せることができ、値引きを避けられる
技術に自信がある会社が発すべきメッセージは、「どうか他社と見比べてみてください」であるべき
販売において、大事なのは製品知識よりも顧客についての知識のほう
一度よい事例広告を作れば、同じものが翌年も使える
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◆目次◆
第１章　商品価値をサンプル化する
第２章　持ち運べる化、見える化の威力
第３章　顧客視点で語るということ
第４章　事例広告はこう使え!
第５章　事例広告はこう作れ!
第６章　事例広告を三倍よくする応用編テクニック
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◆マインドマップ◆
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