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歌集 てんとろり
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歌集 てんとろり

笹井宏之(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 地方小出版流通センター
発売年月日 2011/01/01
JAN 9784863850477

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商品レビュー

4.5

22件のお客様レビュー

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2024/02/03

笹井宏之の歌集の二冊目を続けて味わった。また付箋だらけになった。刺激されて読んでいる最中に自分の歌も詠んでしまい、なかなか前に進まなかった。しかし溜息が出るほど素敵やわ、ほんま。 かなしみが冬のひなたにおいてある世界にひとり目覚めてしまう  笹井宏之 みずとゆきどけみずであうき...

笹井宏之の歌集の二冊目を続けて味わった。また付箋だらけになった。刺激されて読んでいる最中に自分の歌も詠んでしまい、なかなか前に進まなかった。しかし溜息が出るほど素敵やわ、ほんま。 かなしみが冬のひなたにおいてある世界にひとり目覚めてしまう  笹井宏之 みずとゆきどけみずであうきさらぎの、きさらぎうさぎとぶ交差点  笹井宏之

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2023/09/24

『ひとさらい』に続く第二歌集。こちらもとってもとっても素敵でした。 胸がキューっとするのにこころがあったかくなるような、いつまでも哀しくも優しいこの世界に浸っていたい思いでした。 笹井宏之さんの本に出会えたことに感謝です。まことさん、おすすめ下さりありがとうございました! 以下...

『ひとさらい』に続く第二歌集。こちらもとってもとっても素敵でした。 胸がキューっとするのにこころがあったかくなるような、いつまでも哀しくも優しいこの世界に浸っていたい思いでした。 笹井宏之さんの本に出会えたことに感謝です。まことさん、おすすめ下さりありがとうございました! 以下、こころに響いた歌です。 ○大人には見えないものを渡されてひとり、優しいバス停に立つ ○ほしのふるおとを録音しました、と庭師がもってくるフロッピー ○本棚に戻されたなら本としてあらゆるゆびを待つのでしょうね ○本当は誰かにきいてほしかった悲鳴をハンカチにつつみこむ ○切らないでおいたたくあんくるしそう ほんらいのすがたじゃないものね ○かなしみにふれているのにあたたかい わたしもう壊れているのかも ○きんいろのきりん あなたの平原で私がふれた唯一のもの ○千年の眠りののちに語られる世界がやさしくあるための嘘

Posted by ブクログ

2023/07/28

書肆侃侃房に笹井宏之短歌賞の募集があるのを見て、笹井宏之とはどういった短歌を詠む人なのかと気になって読み始めました。 初めに第二歌集を手にしたのは間違いだったのかもしれないと思いました。歌人の背景を知って読む短歌が、純粋な鑑賞と言えるのか。読み終わった今でも少し後悔しています。 ...

書肆侃侃房に笹井宏之短歌賞の募集があるのを見て、笹井宏之とはどういった短歌を詠む人なのかと気になって読み始めました。 初めに第二歌集を手にしたのは間違いだったのかもしれないと思いました。歌人の背景を知って読む短歌が、純粋な鑑賞と言えるのか。読み終わった今でも少し後悔しています。 今度から歌集を買うときは第一歌集からにしようと思います。 それはそれとして、肌に触れるような短歌がとても多く、現代短歌の中でも裸に近いような感覚で読むことができました。 生ぬるい人間の肌が、鮮明に蘇ります。まさに生というか。 力強く生きているということではなく、本当に、ただそこに在る、生きているのです。夏の太陽のように輝きすぎる生命でもなく、冬の月のように寂しいわけでもなく、本当に心地よい温度で、湿度で読むことができる短歌ばかりでした。 等身大というのはこういうことを言うのだと思います。笹井宏之さんと会ったことがある訳ではないから、本当の等身大は知らないけれど。 決められた音の数の中で精一杯生きる、たまにはみ出して、足りなくて。そういうものがあるからなのか。 なんにせよ私はこの歌集に出会えてよかったです。 そして第一歌集を読んでしまったとき、もう二度とこの方の新しい短歌を鑑賞することができないであろうことが悲しいです。

Posted by ブクログ

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