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極北に駆ける 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/02/10 |
JAN | 9784167178079 |
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極北に駆ける
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極北に駆ける
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
自分の当たり前を疑い、考え直すのに最高の本 ありきたりな日常に嫌気がさし、見知らぬ土地に冒険を求めたくなることが誰にでもあると思います。 そうしたとき、非日常を存分に楽しめる本です。 もしくは、その冒険を本気で実行したいと思ったとき、本当にその覚悟があるかどうかを問い正され...
自分の当たり前を疑い、考え直すのに最高の本 ありきたりな日常に嫌気がさし、見知らぬ土地に冒険を求めたくなることが誰にでもあると思います。 そうしたとき、非日常を存分に楽しめる本です。 もしくは、その冒険を本気で実行したいと思ったとき、本当にその覚悟があるかどうかを問い正されるような本です。 いずれにせよ、高い目標に向けて挑戦する人に、行動する勇気を与えてくれます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ノンフィクションの極地での冒険譚に興味を惹かれないわけはなく、ドキドキハラハラしながらページをめくった。 最初、雪が積もっているところはどこへでも犬橇で行けるものだと思っていた。だが読みすすめて分かったことには当地では冬に海が凍結してからしか橇に乗らないこと。陸上でなく凍った海上を橇で進むらしいのだ。 一時的に凍っているだけの極寒の海の上を橇で進むなんて正気の沙汰じゃない。 想像以上の危険と恐怖にヒエーと怯えながら読んだ。 特に3,000キロの犬橇の旅はヒヤヒヤしながら読み進めた。極寒の地でテント泊をしながら、白熊に怯え、食料危機や悪天候に悩まされながら、読んでいるだけとはいえスリル満点である。 この本の別の魅力としては、イヌイットの文化・生活の描写、またその生活にどのように適応していったのかの描写が挙げられる。 これまでイヌイットの文化・生活を全く知らなかったのもあり、生肉文化や排泄について、また開放的なSEX観、アルコールの制限や犬ぞりや犬との付き合い方、狩猟の方法など色々と衝撃的であり刺激的だった。 著者のこれまでの挑戦、不屈の精神、そして実行力にはただただすごいの一言なのだけど、それにも劣らぬこの異文化への適応力とリスペクトもすごいと感心した。 氷点下を上回ることのない気温、生肉を食する文化、洗濯やお風呂にも不自由する生活。。。何から何まで自分には1ミリたりとも無理だと感じることばかり。 またこの本のもう一つの魅力は、著者植村直己自身の人柄の魅力だろうなぁ〜と思う。 彼の不屈の精神やチャレンジ精神はもちろん、現地の人や文化への敬意と自ら適応し歩み寄る姿勢、熱い情熱と併せ持つ冷静で適正な判断力、そして何より人懐っこい性格や笑顔。イヌイットの人々が暖かくフレンドリーというのもあるだろうけど、この人の人柄や人間力のおかげで関係性を築けたんだろうと思う。 そして「冒険とは生きて帰ること」というフレーズがとても印象的だった。この言葉に彼の決意や哲学をみたような気がした。 カテゴライズとしては冒険の本なんだろうけど、個人的な読後感としては「愛」だと感じた。人々に対する、文化に対する、自然に対する、まだ見ぬ冒険に対する愛がこの本のどこを切り取っても感じられる。 現代でも北部グリーンランドまで行くというのはハードルの高いことだと思うけれど、これを四半世紀以上前に発想できる、そして実行してしまえる著者はすごいなと思った。ボキャがなくすごいしか出てこないけど。。。 その後ネットで犬橇での南極単独横断は叶わぬまま帰らぬ人となったことを知った。とても残念に思うけれど、その壮大な挑戦に挑み、諦めず、一歩一歩努力し、高みを目指したこと自体に意義があると思う。 できれば植村直己著の他の書籍も読んでみたいなと思った。
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「極北に駆ける」 植村直己(著) 1974 7 単行本発行 文藝春秋 1977 11 文春文庫 2011 2/10 新装版第1刷 (株)文藝春秋 2020 7/23 読了 こういう冒険記で安心なのは 命の危機があっても大丈夫! 無事に切り抜けられる結果が保証されているか...
「極北に駆ける」 植村直己(著) 1974 7 単行本発行 文藝春秋 1977 11 文春文庫 2011 2/10 新装版第1刷 (株)文藝春秋 2020 7/23 読了 こういう冒険記で安心なのは 命の危機があっても大丈夫! 無事に切り抜けられる結果が保証されているからだ。 (無事じゃなきゃこの本は出てないからね) 五大陸最高峰制覇を成し遂げた植村直己が次の目標にしたのは南極大陸。 その最高峰であるヴィンソン・マシフ(4,892m)の人類初登頂。 自信をつけ夢に向かって前進する 力強い生き生きしている植村直己の姿は 清々しくて気持ちいいです。 なんのために命がけでやってんのかね… とかは絶対言っちゃダメ。 植村直己が一緒に生活をしたポーラエスキモーの生活や文化に興味は尽きません。
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