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アイドル進化論 南沙織から初音ミク、AKB48まで 双書Zero
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2011/01/25 |
JAN | 9784480864086 |
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アイドル進化論
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
2000年代の混沌としたアイドル文化。そこに至るまでのアイドル文化の歴史を、その年代に流行ったアイドルやその楽曲、テレビ番組、アニメなどから振り返る。 ここでは、ただ女性アイドルだけを見るのではなく、周りに取り巻く状況を捉えながら見ていく。そのため、70年代から2000年代へと、...
2000年代の混沌としたアイドル文化。そこに至るまでのアイドル文化の歴史を、その年代に流行ったアイドルやその楽曲、テレビ番組、アニメなどから振り返る。 ここでは、ただ女性アイドルだけを見るのではなく、周りに取り巻く状況を捉えながら見ていく。そのため、70年代から2000年代へと、一見パターンを変えたアイドル達の根本にある共通性が分かって面白い。
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アイドルに対して向けられるまなざしの諸相を、「「愛着」と「批評」の二重の視点」という観点から整理した本です。 本書の「あとがき」には、「その世界を深く理解するには、個々のアイドルを批評的な視線でまなざすだけでなく、その視線をアイドル文化それ自体にも差し向けなければならない」と述...
アイドルに対して向けられるまなざしの諸相を、「「愛着」と「批評」の二重の視点」という観点から整理した本です。 本書の「あとがき」には、「その世界を深く理解するには、個々のアイドルを批評的な視線でまなざすだけでなく、その視線をアイドル文化それ自体にも差し向けなければならない」と述べられています。本書では、南沙織から、松田聖子、モーニング娘。、SMAPから、AKB48や果ては初音ミクにいたるまで、さまざまなアイドルたちがとりあげられていますが、個々のアイドルの魅力を分析することよりもアイドルの歴史をつらぬくような、特定のまなざしのありかたを明らかにすることに本書の目的があるといってよいと思います。 「二重の視点」という発想そのものは、メディアのなかの存在であることをみずからえらびとった松田聖子や、『なんてったってアイドル』で小泉今日子が歌っていた80年代のメタ的な言説構造などに典型的に見られるもので、それ自体は独創的なものとはいえませんが、アイドルを作り出すメディアやアイドル自身のまなざしと、それをオタクのまなざしの双方を等しくこうした枠組みのなかに取り込み、『エヴァンゲリオン』などのアニメやアイドル声優など、アイドルというテーマの周辺に位置づけられる対象にも目配りがなされています。さらに、80年代論、オタク論、郊外論、ヤンキー論といった、サブカルチャーやオタク文化にかんする先行研究も踏まえられており、手堅い議論になっているように思います。 その反面、なんでも書かれているけれども、掘り下げがじゅうぶんではないという印象をもつ読者もいるかもしれません。ただ個人的には、瞬発的な思いつきにもとづく批評は、個人のブログで発表すればじゅうぶんではないかという気がしています。サブカルチャー研究もそれなりの先行研究の蓄積があり、今後は本書のようなスタイルで書かれた本が増えるのではないかと期待します。
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アイドルが歩んでいた経過を軽く触れてまとめた感じが否めない。悪い例えだと、学生が卒論を引用でまとめたらしい論文だった。自身の伝えたいことがあまり書かれておらず、あっちこっちして統一感がないので伝えたいことは何となくわかるが「で?」って感想になってしまう。 こういうのをまとめる...
アイドルが歩んでいた経過を軽く触れてまとめた感じが否めない。悪い例えだと、学生が卒論を引用でまとめたらしい論文だった。自身の伝えたいことがあまり書かれておらず、あっちこっちして統一感がないので伝えたいことは何となくわかるが「で?」って感想になってしまう。 こういうのをまとめるのは難しいかもしれないけれど、もう少し掘り深く研究(?)してほしかった。サブカルは徐々に注目されている分野なだけに、もったいない。後ちょっと、頑張って練ってみたのを読みたかった。
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