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北斎漫画(VOL.2) 森羅万象 ビジュアル文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 青幻舎 |
| 発売年月日 | 2011/02/01 |
| JAN | 9784861522871 |
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北斎漫画(VOL.2)
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
3月5日、備前美術館で「浦上コレクション北斎漫画」を鑑賞。図録(2000円)はあったが、会場ではひとつひとつの絵に幾つか絵解き解説が展示されていたのに、図録にはなかった。それで後で図録ではないコチラを購入。同じく浦上コレクションからテーマ別に編集されて、絵解き解説も無いが、何より...
3月5日、備前美術館で「浦上コレクション北斎漫画」を鑑賞。図録(2000円)はあったが、会場ではひとつひとつの絵に幾つか絵解き解説が展示されていたのに、図録にはなかった。それで後で図録ではないコチラを購入。同じく浦上コレクションからテーマ別に編集されて、絵解き解説も無いが、何よりも表紙を表示できる。これは「第二編 貘(ばく)」の絵である。想像上の動物も、臆することなく「北斎漫画」にはある。ネタ絵は何かは判らないが、この毛並みの存在感は、鼠や狸を前にしてスケッチして来た成果なのかもしれない。画家の絵の手本になったのも頷けるのである。 北斎漫画の全貌を初めてみた。十五編までシリーズが出ていた(亡くなっても続いていたのだ)とは知らなかった。単に「絵の手本」ではなかった。変顔のバリエーションとか、そういうものだけではない。今まで「北斎展」には行ったことがあるが、そこで展示されていた「北斎漫画」は、ごくごく一部だけだった。妖怪絵巻に似たようなものから、諺を絵にしたらという特集冊子、まるで「雑誌・人間絵巻」のように作っていたし、絵が恐ろしく「小さい!」。こんな細かい絵を確かなデッサン力で大量に書いてゆく。天才という言葉は使いたくないが、天才だったのでは? 第二章に、「名所絵」が延々続いている。全国各地絵もあるが、富嶽三十六景とは全く違い、江戸名所を1枚8ヶ所に分けて、ラフスケッチ、6枚、48ヶ所描いていて、多分自ら描き回った跡なのだと思う。迷いのない線で、写真が無かった頃の風景画としても貴重なのでは。 第一巻、第三巻も手に入れたいけど、懐不如意なので難しい。 (序)より そもそも全三巻となる本シリーズは、いまから遡ること200年ほど前に初編が刊行された『北斎漫画』をテーマ別に再構成した21世紀のリメイク版だ。 オリジナルとなる『北斎漫画』は、葛飾北斎(1760~1849)が弟子たちに絵の手ほどきをするための教科書、いわゆる「絵手本」として刊行された。ところが弟子ばかりではなく一般の庶民にも親しまれ、その人気はとどまることなく、いわゆる江戸時代のベストセラーとなっていった伝説的な書物だった。 初編は一冊完結の企画で文化11(1814)年に刊行されたが、人気が高く、すぐに全十編となるシリーズ化が決定。しかも十編完結後に、さらに続編十冊を刊行すると発表される(第十一編の「序」で柳亭種彦が「甘(二〇)編をもて全部となす」と記していたが、実際には十五編で完結)。こうして全十五編が刊行されたのは明治維新を挟んで明治11(1878)年だ。 『北斎漫画』の人気を裏付けたのは、その幅広い内容だ。 総ページ数は970、4000点を下らない図版には、描けぬものは何もないと言わんばかりに人物から動植物、風俗、職業、市井の暮らしぶり、建築物、生活用具、名所・名勝、天候などの自然現象、故事や説話、歴史上の人物、妖怪から幽霊まで描き尽くされている。もはや絵手本というよりも、むしろ百科事典といった体裁である。 とくに自然万物を扱う第二巻「森羅万象」は、まさに“自然博物図鑑”といったところだろうか。 第一章の「鳥獣蟲魚」では、海のものも山のものも、そして象や虎といった当時は日本にいなかった珍獣や、夢を食べると言い伝えのある貘のような霊獣にいたるまで、ありとあらゆる生きものを扱った(霊獣は厳密には「生きもの」ではないが、北斎は実際の馬などと差別なく描いているため、本巻に収録した)。第二章の「山川草木」は読んで字のでとく、山であり、川であり、草花や木。そして名所絵にも通じる全国各地の名勝地の風景を集めている。 そればかりではない。第一章、第二章に比べれば数こそ少ないが、北斎の白眉ともいえる図版を第三章と第四章に分け、収録した。 第三章は「波浪流水」である。北斎が描いた「水」の表現ばかりを集めた。古今東西どれほどの画家が、これほどまで「水」の表現に執着しただろうか。ここに、畢生の大作<冨嶽三十六景>の「神奈川沖浪裏」や<諸国瀧巡り)の伏線を見ることができるだろう。最後の第四章「天地造化」は、雨や風、昼から夜への移り変わりといった「目には見えない流転する現象」を描いた図を集めている。 本巻「森羅万象」は、ありとあらゆるものを描こうとした北斎の画家としての野心そのものではないだろうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これだけの数の絵を描くのは肉筆画だけでも大変なのに、これらを木版で遺しているのにまず驚く。もちろん出版目的とはいえ、彫るという作業は途方もなくエネルギーを使うだろうし、すごいバイタリティだ。 これだけ多種多様な対象物をひとつ一つ精緻に描くその集中力と興味の幅の広さには恐れ入る。
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この景色はどこの景色だろう? 行ってみたい。 と、興味津々になる絵がたくさんあった。 これは想像上の風景なのかな? ひょっとしたら、どこかにこんな場所があるのかもしれない。 現代の私でも、頭の中で旅行をしている気分になれるのだから、江戸時代の人々は、どれほどこれらの風景を憧れたこ...
この景色はどこの景色だろう? 行ってみたい。 と、興味津々になる絵がたくさんあった。 これは想像上の風景なのかな? ひょっとしたら、どこかにこんな場所があるのかもしれない。 現代の私でも、頭の中で旅行をしている気分になれるのだから、江戸時代の人々は、どれほどこれらの風景を憧れたことか。 動物も、風景も、一つの絵から自然と物語が立ち上がってきそうだ。 連続した時間を、絵の中に感じた。
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